LEGOグループ「男児・女児向け」表記を廃止

毎年10月11日は、国連が定める「国際ガールズ・デー」。

世界中の若年女性たちが直面している問題への意識を高め、誤った認識を改めることを目的に制定された記念日に、あの世界的玩具企業「LEGO」が、あるキャンペーンを始動した。

Ready for Girls」と名付けられたこのキャンペーンは、性別に関わらず「LEGO」で遊んでもらうことを促進するという内容。

同社が今回行った調査によると、「LEGO」はいまだ“男の子の玩具”であるというイメージが強く、調査対象の親の76%が「息子にレゴで遊ぶことを勧める」と回答したことに対して、「娘にレゴで遊ぶことを勧める」と回答したのはわずか24%であったというのだ。

そこで、今回のキャンペーン始動と同時に、同社は今後販売するすべての製品において「男の子向け・女の子向け」という表記を廃止することを決定したという。また、自社サイトでも性別による検索をできなくするとのことだ。

同社はさまざまなターゲットに対して、LEGO製品を製造しているが、元々はただのブロックで性別など関係ないはず。

「当社は、性別に関係なく、すべての子どもたちが、好きなものを何でも作れると感じ、独自の才能を伸ばし、実現できるような方法で遊べるようにしていきたいと考えています」とプレスリリースにも書かれているように、すべての子どもたちが好きなブロックで遊べる時代がすぐに来ることに期待したい。

© LEGO/YouTube
Top image: © 2021 The LEGO Group.
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。