多い?少ない?日本人の20人に1人が「ベジタリアン」【調査結果】
プラントベースの情報サイト「Vegewel」が2年に1度のペースで実施している「日本のベジタリアン・ヴィーガン・フレキシタリアン人口調査 by Vegewel」の第3回の調査結果が発表された。
前回の2019年の調査では、同調査内の定義であるベジタリアン、もしくはヴィーガンの割合を合計した「日本のベジタリアン率」は5.7%という数値だった。
今回の結果は5.1%と、ほぼ横ばいながら若干の減少を記録。これは単純計算で日本人の20人に1人がベジタリアンだということ。意外に少ない?それとも多い?アナタはどう感じただろうか。
細かく見てみると、ベジタリアンが3.8%で、ヴィーガンが2.2%だった(そのうち重複回答を差し引いて「日本のベジタリアン率」は5.1%となった)。
また、「意識して肉や魚など、動物性食品を減らすことはありますか?」との質問に対しては、19.0%が「ある」と回答。これも2019年と比べて0.8ポイントの減少だ。
動物性食品を減らす頻度については、「毎日」が17.2%、「3日に1日」が38.3%、「週に1日」が27.7%、「月に1日」が10.2%、「その他」が6.5%となっており、「毎日」は前回比プラス3.7ポイント、「3日に1日」は同プラス1.8ポイントとなった。
「Vegewel」では、週に1日以上、意識的に動物性食品を減らした食生活を送る人を「フレキシタリアン」と定義。
「セミベジタリアン」や「ゆるベジ」とも呼ばれる「フレキシタリアン」の割合が少しずつ高まっていることからも、ベジタリアンやヴィーガンまではいかなくとも、日本人が動物性食品から離れる傾向は強まっていることは確かだ。
前回調査は2019年12月と、コロナ禍の直前であり、今回はコロナが一旦落ち着いた今年12月。
コロナによる因果関係があるのかどうか......こうした部分も発表されれば、より興味深い調査結果となりそうだ。
※ベジタリアン、ヴィーガンの定義は「Vegewel/今さら聞けない「ヴィーガン」と「ベジタリアン」の違い!」をご参照ください。