とんでもなくスピーディーに「厄年」を終える方法

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

重ね正月

みなさま、明けましておめでとうございます。

2月に「なんの冗談?」とお思いの方がほとんどでしょうが、ご挨拶は今年「厄年」をお迎えのみなさまに。

毎年2月1日は、重ね正月(一夜正月)と呼ばれ、その年の2度目の元日でございます。本来、元日といえばもちろん1月1日。ですが、厄年を迎えられた方々のため、1ヶ月後の2月に元日をもう1度迎えることで、歳をひとつ多くとったと仮定し、厄をやり過ごしてしまおう、という考え方。

厄年の人のための2度目の正月。

というわけで厄年のみなさま、あらためましておめでとうございます。

まあ、気の持ちようひとつでしょうが、一般的に人生で3回訪れる厄災が降りかかりやすいと考えられている厄年。古代中国の陰陽道の影響を受けて生まれ、平安時代に公家のあいだで広まり、そこから武家や市民にまで浸透してきました。

これ、もともとは還暦や古希といった「長寿祝い」とおなじ意味合いのおめでたい年だったそうで、神に仕える役割がある。そういう年齢だと考えられていたようです。

それが、どういうわけか「役」が「厄」へと転換され、厄災といったネガティブ方面に考え方がよってしまった。

なぜか?

一般的に数え年で男性は、25歳42歳61歳
女性の場合は、19歳33歳37歳

思えばこれらの年齢、ライフステージに大きな変化が生じる、あるいは人生のターニングポイントとなるタイミングだったりしませんか?

就職、恋愛、結婚、家庭、家や車など大きな買い物、そして健康……。言われてみれば、ではありますがたしかに大いなる決断があったり、慎重な判断が求められるとき、かもしれませんよね。

つまりは、そうした変化に動じず大事な時期こそ平穏に注意深く過ごしなさいよ、という先達からの教えなわけです。だから、「悪いことが起きる」とか「災いが待っている」とばかり否定的になる必要はないんですよね。

ともあれ、本厄真っ只中の方々からすれば、何事もなくサクッと厄年を終えたいところ。そこで、超ライトな考えではありますが、1月が過ぎたこのタイミングで新しい年を迎えたことにしちゃおう、という「重ね正月」でした。

こんな風習があったんですね〜。

Top image: © iStock.com/zepp1969
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