「ジェフ・ベゾスのヨットが通過できない」という理由で「歴史ある橋」が解体される?
オランダでAmazonの創業者ジェフ・ベゾス氏のために建造されたヨットが橋を通過できないため、その橋の解体が検討されているのだとか。2月3日、同国・ロッテルダムの市長はまだ正式な決定は下されていないとしつつも、多くの市民は検討段階にある時点で疑問の声をあげている。
建造を請け負ったのはヨットメーカー「Oceanco」。彼らはベゾス氏の要望に応えるかたちで、高さ約40m、幅約127mのヨットを作ることに。
結果、船体があまりにも巨大なため、海へとつながる川に架かる「コーニングスハーフェン橋」を通過できないというのだ。
1927年に建設されたこの橋は「De Hef」という愛称で知られ、国定記念物に指定されている。
橋の解体と再建に関する費用はOceancoを通じてベゾス氏が負担するというが……どのような決断が下されるのだろうか?
ちなみに、Facebook上では、ヨットが通過する際に腐った卵を投げつけるイベントが計画されており、1万7000人が興味あり、5135人が参加予定と回答している(2月22日時点)。
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