「ネクタイ」の裏にある「芯地」の理由と歴史

意味や理由、歴史を知れば、ファッションは今よりもっと楽しめる──。誰かに話したくなる、ファッションやアイテムのあんなこと、こんなこと。

「ネクタイ」にはデザインや結び方など多くの語るべきポイントやウンチクがありますが、意外と知られていないのが、その作りや構造について。

「ただの細い布でしょ?」なんて思ったら大間違い。何度も縛ったり解いたりを繰り返すアイテムなので、型崩れしないように、縫製から布地の処理まで、じつにさまざまな工夫が施されているんです。

その工夫のひとつが「芯地」。ネクタイの裏側を撮影した上の写真の白いパーツがそれにあたり、ネクタイに張りをもたせる役割があります。

ちなみに、現在製造・販売されているネクタイの多くは、先端部の大剣にも芯地が貼り込まれていますが、古い時代のネクタイは写真のように四角い芯がなかに仕込まれているのみ。

諸説ありますが、この芯地の長さには、ネクタイの起源が関係していると考えています。

そもそもネクタイは“スカーフが進化したもの”とされており、ふわりと軽やかであることが重要と考えられていました。

しかし、時代が下るにつれ、その用途は公式の場やビジネスシーンへと広がっていき、型崩れや着崩れを防止するために芯地はどんどん長くなっていったのではないか……と考えているのですが、じつはこの説に裏付けや証左はなく、あくまでも個人的な推測です(笑)

とはいえ、表からはみえない一枚の当て布からさまざまな想像を巡らせることのできるファッションの世界……じつに深くておもしろいと思いませんか?

ちなみに、もし「芯地が長くなった理由」をご存知の方がいたら、こっそり教えてくださいね(笑)

島倉弘光/「MAINE」企画担当

1988年創業の老舗インポートセレクトショップ「MAINE」に学生時代からアルバイトとして勤務。現在はバイヤーを務めるかたわら、オリジナルブランド「CAMCO」や「BAGGY」の企画を担当している。

【「MAINE」ホームページ】https://www.maine1988.com/

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