「うっかりさん」にオススメしたいワークウエア「ガンジーセーター」とは?
意味や理由、歴史を知れば、ファッションは今よりもっと楽しめる──。誰かに話したくなる、ファッションやアイテムのあんなこと、こんなこと。
スウェットやニットの前と後ろを逆に着てしまっていて、恥ずかしい思いをした経験はありませんか?
そんなうっかりさんにオススメしたいのが、イギリスのガーンジー島の漁師が愛用していた「ガンジー(ガーンジー)セーター」です。
防水性や防風性を高めるため油脂を多く含んだウールを肉厚に編み上げている点や、水難事故にあった際の身分証代わりになる家紋のような図柄が施されているところなどは、ほかのフィッシャーマンセーターとも共有する特徴です。
では、ガンジーセーターならではの、うっかりさんにオススメしたいポイントとは──?
それは、前と後ろの区別がないこと。
その理由は、暗闇の海上でも前後を気にせず着用できるようにとも、汚れたら前後を裏返して着られるようにともいわれています。
前後の区別があるセーターと比べると、着心地は少し劣りはするのですが、細かいことを気にせず利便性を追求している点はワークウエアとしては高ポイントなのではないでしょうか。
......恥ずかしい思いもせずにすみますしね(笑)。
島倉弘光/ 「MAINE」企画担当
1988年創業の老舗インポートセレクトショップ「MAINE」に学生時代からアルバイトとして勤務。現在はバイヤーを務めるかたわら、オリジナルブランド「CAMCO」や「BAGGY」の企画を担当している。
【「MAINE」ホームページ】https://www.maine1988.com/
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