80歳の自分はなんて言うだろうか?Amazon創業者に学ぶ「決断」の極意
人生にはいくつもの分岐点があり、意思決定を迫られるシーンが何度も訪れます。もちろんビジネスにおいても、そう。
そこで、Amazonの創業者であるジェフ・ベゾスが起業を決断する際に用いたという「Regret Minimization Framework(後悔最小化フレームワーク)」という考え方を紹介しましょう。
80歳になって人生を振り返ったとき、後悔しない生き方とは?
“クレイジー”と思われた
オンラインの本屋さん
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またたく間に私たちの生活の中に入り込んだ「Amazon」ですが、創業者のジェフ・ベゾスはもともと銀行(D. E. Shaw & Co.)で働いていて、上級副社長になるほどの成功を収めていました。
しかしジェフには、もうひとつの顔がありました。米・プリンストン大学でコンピューターサイエンスを専攻するほどの、いわゆるコンピューター“オタク”だったのです。90年代のIT革命の風を読み取っていたベゾスは、安定していた金融の職から離れ「オンラインのブックストア」を起業。
今ではAmazonの存在が当たり前になっているのでピンとこないかもしれませんが、本人も語るように、当時は、相当“クレイジーなアイデア”だったようです。
「やらない後悔」より「失敗した後悔」のほうがいい
そんな、人生における大きな意思決定をする際にベゾスが用い程た考え方が「後悔最小化フレームワーク」というもの。
「あの時、ああしておけば良かったな」
「なんで挑戦しなかったのかな…俺」
など、とかく人生は後悔しがちです。以下は、ベゾスがAmazonの起業を振り返った時の言葉です。
「自分が80歳になった時、たとえ失敗したとしてもチャレンジしたことは後悔しないだろうと分かっていました。
でももし挑戦しないままでいたら、それは後悔するだろうと思ったんです。そう考えたら、決断することは信じられないほど簡単でした 」
ベゾスは決して「無謀な挑戦をするべき」と言っているわけではありません。大切なのは、「本当に後悔しないか?」と自問することです。
あなたの意志は、あなたにしか決められないのですから。