プラントベースの食事は黒人高齢者の認知機能低下を遅らせる可能性【研究結果】

3月4日、アメリカの非営利団体「American Heart Association」が主催したカンファレンスにて、認知症の予防方法などを探る研究チーム「Rush Institute for Health Aging」が、以下のような研究内容を発表した。

健康的なプラントベースを主体とする食事は、黒人高齢者認知機能低下を遅らせる可能性がある──。

研究対象は黒人と白人の4753人で、彼らの平均年齢は74歳。健康的なプラントベースの食事、健康的ではないプラントベースの食事、動物性脂肪を含む食事を食べる3つのグループに分かれて、10年以上にわたって認知能力に関する調査を行ったとのこと。

その結果、健康的なプラントベースの食事をとっている黒人は、そうでない人々に比べて、認知能力の低下が最大で28.4%も遅れることが分かったそう。ちなみに、白人高齢者にはこのような変化はあまり見られなかったという。

あえて人種を分けて考える必要はないかもしれないが、知っているのと知らないのでは大きな差が出る可能性だってあるかもしれない。頭の片隅に入れておいてもいい情報では?

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