「ヤマト」が物流用に開発を進めるeVTOLのビジュアルはけっこう驚き!

「ヤマトホールディングス株式会社」から、空の輸送に関連する興味深い発表が先月行われた。

同社は昨年3月から、360°推力偏向システムによって垂直離着陸や高度な機動性を可能にした航空機用推進器(サイクロローター)の開発事業者である「CycloTech(サイクロテック)」と「強風下でも狭い土地に正確に着陸できる中型eVTOL航空機の成立性に関する共同研究」を行ってきた。

先月4月12日に、両社はその理論研究の成果を白書にまとめて公開。そこに掲載されていたのは、翼もプロペラもない新機軸の物流eVTOL機の姿。

©ヤマトホールディングス株式会社

「ヤマトホールディングス」が開発した貨物ユニット「PUPA701(ピューパ701)」に、サイクロローターの技術を用いて、垂直離陸から水平飛行への自然な推移や高い機動性や運用に合わせた柔軟な機体設計が可能になったという。

狭い土地への着陸厳しい気性環境下でも安全な運用が可能となるとのこと。きっと、近いいつの日か実現するであろうプロペラもない“謎の物体”が飛んでくる空……。それってけっこう楽しそう。

Top image: © ヤマトホールディングス株式会社
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