豊富に「ビタミンD」を摂取できるトマトが誕生!

5月23日、植物生物学に特化した学術雑誌『Nature Plants』に、遺伝子組み換えによって豊富にビタミンDが摂取できるようになったトマトに関する論文が掲載された。

そもそも研究者たちは必須栄養素の1つであるビタミンDは、食べ物だけで摂取するのは難しく、その欠乏症になってしまうことを防ぐために研究に着手。そして、紫外線にさらされると人間の皮膚と同じようにビタミンDを生成できるトマトを開発したという。

なんでも、ビタミンDは中型の卵2個分、マグロ28g分に相当するとのこと。

研究者たちはトマト自体の価値を高めるだけでなく、ビタミンDが蓄積された葉はサプリメントの原料にもできるとメリットを述べている。

今後このトマトのように効率よく栄養素を摂取できる野菜や果物は増えるのだろうか? また、私たちが食べるものはどのように変化していくのだろうか? 

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