遺伝子レベルで「うま!」が見つかる街、長野県・須坂市。

おいしいグルメに出会ったとき「あぁこれがおいしいと思える日本人で良かったなぁ」と感じること、ありませんか? これってきっと、遺伝子レベルで「うまい!」と思えるということだと思うんです。

四季折々の豊かな自然が溢れる長野県の須坂市には、そんなふうにカラダの内側から「これ好きだな〜」と思える食材やグルメがたくさんありました。

郷土料理のみそすき丼おやき、名物の真っ黒おでんから、食欲そそるホットサンドハンバーガー、絶品のフルーツスイーツまで、日本のローカルならでの魅惑のグルメがずらり。

これからの行楽シーズンに合わせて、おすすめテイクアウトグルメと、ガッツリ食べたい満腹グルメの両方をご紹介したいと思います!

食べ歩きが楽しい!
🍢 須坂のテイクアウトグルメ 🥪

01.
臥龍公園のお散歩で小腹が空いたら
名物「真っ黒おでん」

旅先やお出かけ先で見つけたら、いくつになってもテンションが上がってしまう「買い食い」。桜の季節にたくさんの観光客が訪れる須坂の人気スポット・臥竜公園では、「真っ黒なおでん」をお試しあれ。

創業90周年の「池乃清泉亭」では、しっかり味が染み込んだたまごやこんにゃく、ちくわが身も心も癒してくれます。

真っ黒とはいえ、その味わいはいりこ出汁と醤油ベースの超シンプルなもの。ただ「どうやったらこんなに中心部まで味が仕込むの……?」ってくらい、じわぁっと口のなかにおでんの旨みが広がります。

元気で明るいおばちゃんたちと地元のお客さんのやりとりもほっこりするくらい素敵で、遊びにきたこっちまで元気がもらえる、おでんタイム。(ちなみに朝4時から仕込んでる、手作り団子も絶品ですよ!)

池乃清泉亭(いけのせいせんてい)

住所:長野県須坂市臥竜2丁目5-9
TEL:026-245-1313
営業時間:10:00~17:00(4月は19:30まで)
定休日:月曜日

02.
長野県産の食材が詰まった
「ホットサンド」がたまらない!

須坂駅の近くにある美容室「I.D.Hair」に併設している、テイクアウト専門のかわいいカフェ「I.D.Cafe」では、焼きたてホットサンドや豊富なドリンクがいただけます。

おすすめは、長野県産の野菜やお肉を堪能できる「スパムレギュラーサンド」。この記事を読んでいる方のなかにも「ホットサンドに目がない」という方がいるかもしれませんが、なにより熱々ジューシーな萌え断に “ガブっ” とかぶりつけるのがいい!。

食べごたえ食感はもちろん、マスタードがしっかりアクセントになっていて、焼きたてのおいしさを引き立たせてくれています(お好みでタバスコ入りもできるらしいので、ピリ辛好きの方はぜひお試しを)。

癒し系店主の素敵な接客も、お出かけ先で「あぁ、立ち寄ってよかった」と感じさせてくれますよ。

03.
蒸かした「ふっくらおやき」発祥の地・須坂
狙うは、味わい格別な “できたて”

長野県を代表する郷土料理、おやき。

地域ごとで異なる生地の食感と、自由度が高くお店ごとのこだわりが楽しめる豊富な具材で、自分のお気に入りを探すのも信州旅の醍醐味ですよね。

なかでも須坂市は、蒸かした「ふっくら系」の発祥の地とも言われていて、コンビニからスーパーまで、至るところおやきがゲットできます。

ここでご紹介する創業70年の鈴木蛍雪堂さんは、少し甘めに炊き上げた自家製みそが特徴的で、具材もオリジナリティが溢れています。たとえば、ジューシーな輪切りの大根が丸っと入った「丸大根」や、本店限定で販売されている「きんぴらごぼう」など、なすや野沢菜などの定番ラインナップ以外にも、気になる新作おやきがたくさん!

狙うは、オープン直後のやきたてが味わえる8:00。ふっくら生地と、やさしい味噌味が色々な具材と混ざり合って、DNAにじわぁっと仕込みんできますよ。

04.
おいしいコーヒーと、一期一会のコラボスイーツ。
駅前の癒し「cafe bota」

2022年7月1日に須坂駅前にオープンしたばかりのコミュニティスペース「bota(ボータ)」。子育て支援センターや多目的交流スペース、キッチンスタジオ、コワーキングスペースなどがあり、待ち合わせ場所や休憩スポットとしても重宝しそうな空間です。

コーヒースタンド「cafe bota」では、期間限定で様々なお店や職人とコラボしたスイーツやデザートが入れ替わりで提供されていて、足を運ぶたびに新鮮な出会いがあります。

定番のコーヒーは、須坂市内にある障害福祉支援サービス「珈琲焙煎工房 ぶどうの家」とのコラボで、オリジナルブレンドを使用。ホットやアイスは300円からいただけて、タンブラーやマイカップを持参すれば50円引き、さらに学生50円引きと、手頃な価格でホッと一息つけるのが嬉しい♪

水曜には、先に紹介した「I.D.Cafe」のランチボックスもbotaで買えるので、ぜひ。

わざわざ行きたい!
🍔 地元でも愛される満腹フード 🍨

05.
大正浪漫の味がする♪
甘い割下が食欲をそそる名物「みそすき丼」

須坂市の名物「みそすき丼」ってご存じですか?

かつて大正時代に製糸業で栄華を極めたころ。おもてなし料理のひとつとして須坂にあったとされるみそすき焼き」を、丼にアレンジして現代に復活させた、人気の創作料理です。

みその風味と、須坂の伝統野菜「村山早生ごぼう」がいいアクセントになっていて、ボリューム満点でもついついごはんが進みます。

現在、須坂市で「みそすき丼」がいただけるお店は4店舗ありますが「松葉屋そば店」は地元の方にも愛されていて、ランチタイムは駐車場もいっぱいになる人気店。

もともと塩味が強い信州味噌ですが、「松葉屋そば店」ではみりんなどを使いながら甘めにアレンジ。お肉やごぼうとの相性が抜群で、ペロリといけてしまいます。

「ここに来たらおそばも欠かせない」という地元の方も多いので、ぜひセットでも注文してみてくださいね!

06.
映画の世界に飛び込んだような地下室がある
駅舎のカフェで、絶品ハンバーガーを

週末ともなると、フォトスポットとして長蛇の行列ができるカフェ「猫まち駅舎」。

その人気のヒミツは、アンティークな雰囲気が楽しめる空間と、まるでジブリの世界に飛び込んだような体験ができる「地下」にありました。映画ファンならずともその作り込みの細かさにテンション上がってしまうこと間違いなしなので、ぜひ一度SNSでチェックして、実際に足を運んでみてくださいね♪

さてここからは、肝心のグルメの話。

「猫まち駅舎」では、本格的なピザやハンバーガーが人気で、看板商品の「猫まちバーガー」は、肉々しいパテに、ベーコン、トマト、レタス、たまご、チーズも入っていて、ボリュームたっぷり。店内もどの席で食べようか迷ってしまうくらい素敵なので、とっても充実した時間が過ごせます。

ピザのメニューも、定番のマルゲリータから、和風、チーズたっぷりのクアトロフォルマッジまで豊富にラインナップされているので、友だちみんなでシェアして食べるのも絶対たのしい!

07.
人気イタリアンレストランでいただく
フルーツが主役の絶品パフェ!

フルーツの街・須坂では、そのポテンシャルを活かした絶品パフェをいただきたいところ。

蔵のまちの風情が漂う銀座通りにあるイタリアン「キッチンフタリヤ」では、季節のフルーツを使ったパフェがいただけて、この日は見た目もかわいすぎる「桃パフェ」が登場。

あくまでも主役は、フルーツ。しっかりフルーツがおいしく食べられるようにと、全体の味わいや生クリームのバランスを整えているそうです。ジューシーで果肉感たっぷりの桃のおいしさを感じながら、全体はとても華やかで爽やか! また、ほのかなローズやハイビスカスの香りが桃の存在感を引き立たせていて、パスタやお肉料理をいただいたあとでもおいしく食べられるように計算されているんです。

季節やタイミングによっては「ぶどうのパフェ」もあるとのことで、足を運ぶたびにフルーツのおいしさを120%引き出した逸品がいただけそうですね♪

もう他のは食べられない……
🍑 やっぱり須坂のフルーツが好き!🍇

08.
極上フルーツを
“心ゆくまで” 堪能!

ここまでたくさんの食事やテイクアウトグルメを紹介してきましたが、フルーツ狩もしっかりプランに入れて遊びに行きたいものです。

やってきたのは、ぶどう狩が体験できる「ヤマホンそりまち農園」。

フルーツ王国・須坂のグルメと聞いて、やっぱり「ぶどう」を外すわけにはいきません。土地のつくりや寒暖差、雨量の少なさなど、おいしいぶどうができる条件が揃っている奇跡の街。ナガノパープルやクイーンルージュ®︎など、さまざま品種が研究開発されていることでも有名ですね。

 

この日を人生で一番ぶどうを食べた日にするも良し、持ち帰って自宅でゆっくりいただくも良し。

シャインマスカット、ブラックビート、種ナシ巨峰、デラウェアなど多様なぶどうが一度に味比べできるなんて……最高じゃないですか?

 

須坂には、日本人のDNAをくすぐる「うまぁ〜」なグルメがたくさん眠っていました。

ここでご紹介しているのは、須坂グルメのほんの一部です。まだまだ魅力的なお店や食材がたくさんあるので、ぜひリサーチしてみてくださいね。

→行ってみたい!