丸ごと「毒」の展覧会。「国立科学博物館」にて!

真面目なのに、怪しさたっぷり──。

そんな、自然界に存在するさまざまな“毒”をテーマとした特別展『毒』が、上野「国立科学博物館」にて開催中だ。

画像提供:国立科学博物館

動物学に植物学、地学、人類学、理工学……各分野のスペシャリストが徹底的に毒について掘り下げ、国立科学博物館ならではの視点で解説する今回の展示。

全5章のなかでメインとなるのは、やはり、毒を持った生物がズラリと集結した「毒の博物館」。

たとえば、食用と間違える事故が多いという「ドクウツギ」に、典型的な毒キノコの見た目をした「ベニテングタケ」、南米に生息するといわれる「ブルーノイシアタマガエル」、かつては暗殺に用いられていた説もある毒の原料「硫砒鉄鉱」が、剥製や拡大模型などの標本として並ぶ。

「ドクウツギ」

画像提供:国立科学博物館

「ベニテングタケ」

「ブルーノイシアタマガエル」

画像提供:国立科学博物館

「硫砒鉄鉱」

警告色のものや他者の毒を盗用する有毒動物をまとめた「毒と進化」や、人類の科学的活動についての歴史を紹介する「毒と人間」といった章も展開。

また、毒キノコのぬいぐるみやテントウムシグミ、毒焼印入まんじゅうなど、一風変わったオリジナルグッズも販売される。

会期は2月19日(日)まで。詳しくはコチラから!

神秘と驚きに満ちた自然界の一面を知ると共に、現代社会をうまく生きる術が学べるかも──?

Top image: © 国立科学博物館
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。