寄生虫「トキソプラズマ」に感染したオオカミは、群れのリーダーになる可能性が高いらしい【研究結果】

ある日、エイリアンに寄生されて身体と意識を乗っ取られる。そして、無意識のうちに周囲を支配していく……。

そんなSFのようなことが、実際に起きているかもしれないらしい。

「University of Montana(モンタナ大学)」と「Yellowstone Center for Resources」の26年に及ぶ研究によると、「Toxoplasma gondii(トキソプラズマ)」という寄生虫に感染したオオカミは、高確率で群れのリーダーになるんだそう。

なんでも、その確率は感染していないオオカミと比べて46倍以上も高いんだとか。

理由は、「トキソプラズマ」に感染するとリスキーな行動を起こしやすくなるからとのこと。具体的には、非感染オオカミと比べて独立のタイミングが早いらしい。

群れを早く離れる=頼りがいがあると思われるから、高確率でリーダーになるのではないか……というわけだ。

ちなみに、人間が「トキソプラズマ」に感染すると、起業意識が高まる傾向にあるらしい。ただ、同時に重篤な症状を引き起こす場合もあるから、どれだけ起業家になりたくても「トキソプラズマ」からの"出資"はお断りするように——。

Top image: © iStock.com/LeFion
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