「銀河の果て」見つかる
最新の研究にて、「銀河の果て」の場所が特定された。
宇宙飛行士が観測した「こと座RR型変光星」と呼ばれる208個の天体は、地球から見ると明るさが変わるため、これを基に地球から天体群までの距離を計算することができるそう。
これを用いて星の位置を特定したところ、もっとも遠い変光星は100万光年以上離れており、隣の銀河であるアンドロメダ銀河と天の川銀河のほぼ中心に位置していることが判明したのだ。
つまり、これは「天の川銀河の最端」が拡大されたということ。
© NASA, ESA, and A. Feild (STScI)
これまでの研究では、太陽系が位置する天の川銀河の「ハロー(星のやその周辺の発光物質で構成される構造)」の端は、銀河の中心から100万光年離れているとされていた。
しかし、今回の研究ではその距離が約104万光年となっており、天の川銀河が拡大され、アンドロメダ銀河に近づいた、ということが分かった。
広大な宇宙において、我々はさほど孤独ではなく、意外にも“宇宙の隣人”はすぐ側(笑)に居たらしい……。
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