もしも、ジブンの住む街に「隕石」が落ちたら……をシミュレーションしてみよう。
恐竜の絶滅を引き起こしたのも巨大隕石の衝突と言われるように、地球に隕石が落ちることで、我々の生活にとんでもない被害が及ぶことは想像に難くない。
ただ、自分の家の真上にどれくらいの大きさの隕石がどれくらいの速度、角度で落ちてくることで、どのような被害が想定されるかは考えたことなんて、ないはずだ。それをブラウザ上の簡単操作でシミュレーションできるツールが登場した。
クリエイティブコーディングを専門とするデベロッパーNeal Agarwal氏は、隕石の衝突にまつわる論文などを参照し、このツール「Asteroid Launcher」を開発したそうだ。
実際に筆者が使ってみた模様をご覧いただきたい。
直径500mの巨大隕石が毎秒17km、入射角45°で渋谷のスクランブル交差点に衝突した場合、以下のような被害が想定される。
©neal.fun
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平均すれば、16万6千年に1度の確率で発生しうる規模の隕石によって、直径3.4km、深さ425mのクレーターが渋谷を飲み込んだ。
もちろん被害はそれだけに止まらない。
直径16kmの火の球を発生させ、家屋が倒壊する規模の衝撃波が発生。ほぼ山梨県を覆うほどになる。また、爆風や地震による被害も甚大である。
隕石が落ちる位置や大きさ、速度、入射角を自由に変えてこのシミュレーターを触ってみてほしい。もちろんこれはシミュレーション。だが、自らが住む地域に隕石を落とすのは何とも言えない気持ちになる……。
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