白昼のバンコクで撮影された「流れ星」がすごい(動画あり)
世界各国のニュースメディアに動画を配信する「Viral Hog」に投稿された“奇跡の瞬間”をご紹介。快晴の青空をつん裂くように落ちていくものは、いったいなんだ!?
バンコクの青空を切り裂く
流星の閃光
まずは、こちらの動画をご覧いただきたい。30秒すぎ、画面右上から中央に向かって一筋の閃光が、すっと降りてきたと思うと、通りの向こうの建物めがけて一直線。「ああっ!」その間わずか、2秒あまり。
これは、タイの首都バンコクで2015年9月7日に車載カメラから撮影された隕石落下の瞬間を捉えた映像。衛星技術者のPorjai Jaturongkhakunさんは、職場に向かう車の中で、たまたまこの光景に出くわした。流星を夜に観察することはあっても、日中にこれだけの規模で目にすることは、稀と言えるのでは?
専門家の見解もかなりレアとの見方。「流星と見て間違いない。よくあることだけど、今朝のものは特に大きく非常に明るかった」と、タイ国立天文学研究所の顧問のVoravit Tanvuttibundit氏のコメントを「Discovery News」は報じている。
さて、今回の隕石は地上に達する前に燃え尽きたようだが、2013年にはロシアのチェリャビンスク州上空を通過。超音速で大気を通過し、さらならる分裂をおこしたことにより、周辺に人的被害を及ぼし、およそ1,000以上が負傷するといった事例も起きている。
毎年800もの隕石が地球に接近しているらしい。そして、米国宇宙開発局(NASA)では、隕石を追跡し予測する研究を実施しているとか。
Reference:Discovery News , The New York Times
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