EVからの給電「V2X技術」が災害時に頼りになる!
頻発する自然災害による停電や、供給電力の不足が発生……。
暮らしが便利になりエコな手段のはずの電気が届かなくなれば、社会生活の継続が困難に。高層ビル・マンションなどにおいては、停電時にエレベーターなどの共用部設備が使用できなくなるだろう。
この対策・問題解決に、「日産自動車株式会社」と「株式会社日立ビルシステム」が電気自動車からの給電で、停電時のエレベーター利用を可能にする“V2Xシステム”の普及に向けて協創をスタート。
第1弾の取り組みとして、軽電気自動車「日産サクラ」から停電時に使用する低速運転モードでの給電により、エレベーターを6階建ての試験棟で10時間連続往復運転させる実証実験を実施した。
結果、バッテリー残量は100%⇒46%となり、10時間連続でエレベーターを稼働させるのを実証。
今後は、さらなる長時間稼働の試験など行い、2023年中にEVからの給電で停電時のエレベーター利用実用化とそのシステム普及を加速させていくとのことだ。
© 日産自動車株式会社 / YouTube
Top image: © 日産自動車株式会社 / YouTube