知らないとヤバいことになるかもしれない「emoji」のコト
端的な文章に感情を与えてくれる「emoji」。
(知らない人も多いようだが)その名前からも分かるように、世界中で愛用される日本発祥のカルチャーだから鼻が高いですよね。
よーく見るとデザインのディテールもなかなか凝っていて、なかには「これ、いつ使う?」みたいなものもあるからおもしろい!
さて、普段私たちが乱用しているemojiには、国や年代によって意外な意味をもち、使い方によっては相手を“勘違い”させてしまう危険な面があることをご存知でしょうか?
ここでは「意味を知らないとヤバい事になるかもしれないemoji3選」を紹介していきます。
その1「💢:怒りマーク」
実はこれ、「怒り」や「イライラしている様子」を表すemojiとして使うのは日本人だけなんです。
漫画やアニメがない国だと認知されていないことが多いのだとか。ちなみに、海外では「※」の代わりに用いられたり「なんか可愛いから」みたいな感覚で使っている人もいるんだそう。
実際にドイツ人の友人が「Thank you so much💢」と送ってきたときは、嫌味かと思って困惑したのを覚えています……。
その2「❤️:ハートマーク」
女性やカップルのあいだでよく使われるハートマークは、定番の赤以外にも豊富なカラーバリエーションがありますが、海外ではそのカラーバリエーションごとにはっきりとした役割があるんです。
🤍:「Thank you for everything🤍(今までありがとう)」
「終わり・過去」を表すemojiで、今はもう好きではない相手・終わってしまった物事などに用いられることがある。
🧡:「Let's hang out soon🧡(またすぐ遊ぼうね)」
「(友達として)好き」を表すemojiで、恋愛感情がない相手にもラフに用いられることがある。※「LOVE」ではなく「LIKE」
🖤:「I hate you🖤(大っ嫌い)」
「嫌い」を表すemojiで、本当に嫌いなことを伝えたい時や友達へのジョークとして用いられることがある。
ハートの色だけでこんなにも意味が変わってしまうなんてゾッとしますよね。
その3「🍆:ナス」
一見、何の変哲もないナスの絵文字ですが、なんということでしょう!海外のZ/M世代のあいだでは、「男性器」という意味でしか使われていないらしいんです。
もし意味を知らずに使ってしまった場合、相手にドン引きされるなんて危険性もあるから、細心の注意が必要……。
オンラインでのコミュニケーションが主流となった現代、意味を知らずにemojiを使っていた人たちは冷や汗をかいている頃かもしれません。残念なことに、意外な意味を持ったemojiは他にも数多く存在します。まるで、誰も教えてくれない暗黙のルールのようで使う気が失せてしまいますよね。
しかし裏を返せば、新しい意味を付与することで伝えづらい直接的な表現をPOPにしたり、文字に命を吹き込み感情を生み出すなど、文章の印象をガラッと変えるすごい効果を持っているんです。
可愛くて便利なだけじゃなく、emojiの多様性とその無限の可能性で、これからもコミュニケーションを彩らせていきたいものです。
ただし使い方には十分気をつけて(笑)
「おやつなトピック」って?
Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。