なぜカードゲームには、中毒性があるのか?
何世紀にもわたって、変わらない人気を誇るカードゲーム。北陸先端科学技術大学院大学の研究チームが、その中毒性に迫る論文を公開した。
まず、研究者たちは、ゲームにおける確実性と不確実性のバランスや、勝率の予測不可能性と驚愕性などの観点から、複数のカードゲームについて調査。
そして、中毒性の高いカードゲームは、運や偶然に左右されすぎない公平な内容であることが明らかになった。また頻繁に報酬と驚きを得られるテンポの良さも関係しているとのこと。
言い換えれば、これらのバランスが取れていないと中毒性は低下するのだ。
研究をリードしたMohd. Nor Akmal Khalid助教授は、「この研究結果は、普通のありふれた活動を魅力的で楽しいものにし、驚きを与え、さらには中毒性を持たせるために役立てることができるのです」と述べている。
カードゲームの中毒性が明らかになったのも興味深いが、その知識を駆使すれば日常生活を変えられる可能性がある点も、多くの人が興味を持つのでは?
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