男女間での賃金格差は、解消までに30年以上かかる【調査結果】

アメリカの独立系政策研究機関「Center for American Progress」が、男女間の賃金格差に関する情報を公開した。過去と比較すると賃金格差は確実に改善されているものの、完全に解消されるまでには長い時間がかかるようだ。

1963年の段階では、男性の収入を1ドルとした場合に、女性が稼いでいたのは59セントだった。そこから格差は解消されていき、2022年のデータでは82セントとなっているそう。

しかし、このペースを考えると、男女の賃金が完全に同一になるのは2056年になってしまうようだ。つまり、あと30年以上もかかるということになる……。

女性が企業の最も賃金の高い階層に少ないことや、低賃金の職業に就く機会が多いことなどが、賃金格差に影響していると言われている。

一朝一夕には解決できないことだとしても、格差解消に向けてペースを上げていく必要は大いにありそうだ。こうしたデータを受けて、企業の姿勢はどのように変わるのかにも注目だ。

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