男女平等が進めば、私たちの寿命も伸びるかもしれない【調査結果】

3月6日、医学に特化した科学雑誌『PLOS Global Public Health』にて、男女平等と平均寿命の関係性をテーマにした論文が公開された。

論文によると、男女平等が進んでいる国ほど、寿命の性差が小さいようだ。

研究者たちは、調査用に改変した世界156ヶ国のグローバルジェンダーギャップ指数(mGGGI)と平均寿命の関連性を調査。対象年は2010年から2021年だ。

そして、mGGGIが10%高くなると、女性の平均寿命は4.3ヶ月、男性の平均寿命は3.5ヶ月伸びていることが分かったそう。ただし、これは地域ごとに差があり、南アジアや東南アジア、オセアニア、サハラ以南のアフリカでは、男女差が拡大するとのこと。

研究者は、社会が豊かになることは男性の健康に良い影響を与える可能性があると指摘している。また、今回の調査は関連性を対象にしたもので、これらの原因までは明らかになっていない。

詳細を調べる必要はあるが、男女平等を推し進めるにあたっては頭に入れておいても損はない情報だろう。

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