北海道で新鉱物「北海道石」が見つかる!
北海道で新鉱物「北海道石」が発見され、「国際鉱物学連合」に承認・登録されたらしい!
この石は炭素と水素のみからなる天然結晶で、紫外線を照射すると黄色や黄緑色の蛍光を発するという。
©田中陵二
発見された場所は、鹿追町と愛別町の山林とのこと。地層中にある生物の化石が火山の熱を受けてできたと考えられているそうだ。
「石油生成の謎」解明に繋がるか……?
©田中陵二
今回の発見により、石油生成の謎を解明できるかもしれないらしい。というのは、石油や石炭などは地下や海底にある古生物の遺骸が圧力や温度によって変質して生成されるものとされており、このプロセスは「北海道石」と同様だからだ。
「北海道石」の標本は、今後「とかち鹿追ジオパークビジターセンター」や「北海道大学総合博物館」などで展示される予定とのこと。
北の大地で見つかった美しい蛍光を発する鉱物を、ぜひこの目で見てみたいものだ。
Reference: 新鉱物「北海道石」を北海道の2産地から発見
Top image: © 田中陵二