あと7年で110兆円!?東南アジアのEC市場が爆速成長しているワケ

マーケットリサーチ事業を行う「Meticulous Research」が行った調査によると、東南アジアのEコマース市場は2030年までに7626億ドル(約110兆円)に到達する見込みらしい。

急速な成長を後押ししている要因の一つとして、「オムニチャネルビジネスモデル」の採用が挙げられる。

これは、企業とユーザーの接点(チャネル)を販売サイトに限らず、モバイルアプリやSNS、オフラインの店舗など、様々な領域から連携してシームレスな顧客体験を提供する販売戦略のこと。

他の要因には、決済手段の多様化などが挙げられている。

ただ、法律や規制が十分に整備されていない、商品を物理的に触れることがないなど、活用している企業にとっての課題も存在しており、オンライン詐欺やセキュリティの問題なども懸念されている。

以上のような問題を解決できる手段として、製品のテスト・検証のためのシミュレーションの採用や、EコマースにおけるARやVRの実装が、東南アジアのEコマース市場で今後注目すべきトレンドとなっているようだ。

近年、東南アジアような地域で起こる「リープフロッグ現象」という言葉を最近よく耳にします。社会インフラが十分に整備されていない国に、スマホのような先端テクノロジーが導入されることで発生する急速な技術革新のことだそうです。

その結果として、以上のようなデジタルサービスが人々に受け入れられやすくなっているということも要因なのかな、と思います。

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