Tinder、全世界で迷惑行動を防ぐ「警告」を強化
世界最大級のマッチングアプリ「Tinder」が、ユーザーへの“警告機能”を強化するそうだ。
具体的なポイントは3つ。以下、それぞれ見ていこう。
①ユーザーへのガイドライン表示
プロフィール作成中のすべてのユーザーに対し、最新のコミュニティガイドラインが提示される。同ガイドラインには、アプリを使用するうえでの好ましい行動や、全員がお互いを尊重し合えるコミュニティを作るためのルールが記載。ガイドラインに違反していると報告されたユーザーは、アカウント停止などの措置を執られる場合があるという。
②3つの警告カテゴリー
「信ぴょう性」「相手を尊重する態度」「インクルーシブ」の3つの新たな警告カテゴリーで構成。カテゴリーには、アプリ内のハラスメントなどの行為が盛り込まれており、広告やなりすましからユーザーを守る。
③監視テクノロジーと警告メッセージ
コミュニティガイドラインの違反を発見するため、「このメッセージは不快ですか?」や「本当に送信しますか?」などのリアルタイム機械学習機能を使ったシステムを用いて、高度なモニタリングと人的な検証を実施。警告文は、Tinderチームからの「メッセージ」内で、違反内容の説明と、改善点や対策についての説明が記載された形でアプリ使用中のユーザーに送信されるという。警告メッセージは、警告を受け取ったユーザーの画面に表示され削除不可。同じ違反行為が続く場合は、プロフィールを削除される可能性も。
今回の警告強化について、トラスト&セーフティチームのVPニコル・ブラメンフェルド氏は以下のようにコメントを残している。
「Tinderはマッチングアプリの第一人者として、ユーザーが安全で楽しく、互いを尊重し合える環境で本物のつながりを見つけることができるよう、最高の機会と体験を提供したいと考えています。これは、マッチングアプリを使い慣れていない人(特に若い世代)のために特に重要なことです」
半数以上を占める18〜25歳のTinderユーザーに対し、不適切な行為や問題点を伝え、今後のおこないを見直す機会を与えることが狙いのようだ。
ちなみに、くだんの警告機能は、全世界で順次導入する予定だそう。
コミュニティガイドラインを読まずに利用している人も多いことだろう。この機会にじっくりチェックしてみては?