【調査結果】最も幸福なのはどっち?「39歳男性・妻子もち」「42歳の独身女性」
最近の調査で明らかになった、アメリカのオフィスワーカーの実態。
幸福を感じる人とそうでない人の間には、性別や家庭内の役割による大きな違いがあるようだ。女性が感じる多重の責任とその影響に焦点を当ててみよう。
この記事の要点
・もっとも幸福度が高いのは、管理職の39歳男性。かつ妻子持ちであることが判明。
・反対に、もっとも幸福度が低いのは、専門職の40代独身女性。
・女性は家庭内での多重責任により、幸福が下がっている可能性がある。
以下、米心理学専門マガジン『Psychology Today』に掲載された最新の調査「Office Pulse」の結果を見ていきたい。
米メディア『Captivate Network』が670人を対象に行った結果、事務職や販売職、専門職に就く人々(いわゆるオフィスワーカー)の幸福度が明らかになったという。気になる調査の結果、「もっとも幸せ」とされたプロフィールがこちら。
- 男性
- 39歳
- 既婚
- 世帯収入が15万ドルから20万ドルの間
- 上級管理職に就いている
- 幼い子どもを1人持つ
- 妻がパートで働いている
この要素を持つ人が、一般的に幸せであるとされているようだ。反対に、「もっとも不幸」とされたプロフィールが以下。
- 女性
- 42歳
- 独身
- 子どもがいない
- 世帯収入が10万ドル未満
- 専門職(医師、弁護士など)
また、男性は「一貫して女性よりも幸福度が高い」ことが明らかになったという。
どうやら、男性は仕事とプライベートとのバランスを保ちやすいとのこと。実際に、「仕事と私生活のバランスが取れている」との回答が、女性の約2倍であった。特に男性は、リラックスするために日中に休息をとる可能性がはるかに高いのだという。
さらに、働く女性の56%が家で料理を担当しているのに対し、働く男性はわずか29%。働く女性は62%が洗濯をするのに対し、男性は31%であったという。他にも、掃除や食料品の買い物などに関しても、女性と男性の仕事ぶりに大きな差があることが分かった。
さらに、「National Parenting Association」が行った調査によると、子どもが風邪を引いた場合、仕事を休んで世話をする女性は51%だが、男性はわずか9%だったという。
これを受け同メディアは、女性は多方面の業務に精神的にも肉体的にも引っ張られることが、幸福度の低下に繋がっている可能性があると指摘。家庭内での料理、洗濯、掃除、買い物などの責任は、依然として女性に重くのしかかっていることがよく分かる。
また、こうした多重責任により、女性はストレス、頭痛、筋肉の緊張、体重増加、うつ病などの症状を経験しやすいとも。
これは現代を生きる働く女性だけでなく、次世代の子どもたちにとっても重要な課題。彼らのストレスを軽減し、幸福度を高めるには、家庭内や職場における役割の再考・再配置に努めるほかなさそうだ。
それぞれの負担を分担し、自己ケアに時間を割くことで、女性は今よりもっと幸せになれるかもしれない……。
※本記事はGeneraitve AIを一部活用して制作をしております。