ドンキ公式「第一回ドつまみ総選挙」至高のお酒×おつまみが決まる!

コンビニに行けば、種類豊富なビールやフレーバー系チューハイが所狭しと並び、SNSでは、こだわりの家飲みを楽しむ人たちの投稿が溢れるなど、お酒を取り巻く環境は日々進化を遂げている。

そんななか、今月1日から始まった「株式会社ドン・キホーテ」と「サントリー株式会社」による「第一回ドつまみ総選挙」が話題に。そこでは変化する若者のお酒との向き合い方や、企業の戦略が見えてくる……!

若者はお酒から離れてるわけじゃない

「最近の若者は、お酒を飲まなくなった」という声も多く耳にする。たしかに、「ニッセイ基礎研究所」が行った若者のアルコール離れに関するレポートによれば、2019年時点の20代の飲酒習慣率は、1999年と比較して男女ともに低下している。

しかし、だからといって若者がお酒そのものに魅力を感じなくなったと結論づけるのは早計。むしろ、情報感度の高い若者たちは、従来の「お酒を飲むこと=コミュニケーション」といった画一的な価値観から、新たに一歩踏み出した楽しみ方を模索している。

選挙ポスターに並ぶのは……
ドンキの「おつまみ」

© 僕と私と株式会社

今回のキャンペーンで注目すべきは、ドン・キホーテが展開するプライベートブランド「情熱価格」のおつまみが主役となっているという点。値段の安さがが先行しがちなPB商品だが、近年では品質向上も著しく、消費者からの支持も厚い。

「第一回ドつまみ総選挙」では、個性豊かな8つの「情熱価格」おつまみが、選挙ポスター風の広告で自己PR。「ハイボールに合う党」や「韓国フレーバー焼酎に合う党」など、それぞれ“推し”のお酒とタッグを組んで、消費者の心を掴もうと奮闘する。選挙ポスターでは、各党がユーモラスな表現で商品をアピールしており、開発者のこだわりや熱意がひしひしと伝わってくる。

こんな具合に。

『おつまみ界の風雲児!生ビールとの相性抜群!』

『引き立て役はもう卒業。さっぱり紅生姜とジンソーダが奏でるハーモニー』

デジタルネイティブ世代を巻き込む
SNS戦略の巧みさ

© suntory / X

今回のキャンペーンは、デジタルと連動した参加型企画でもある。特設サイトでの投票はもちろん、Twitterでのシェアキャンペーンも実施。投票者の中から、抽選で100名に8種類のおつまみセットがプレゼントされるそうだ。

記念すべき第一回を迎える「ドつまみ総選挙」は、単なる販売促進キャンペーンではない。変化する消費者ニーズや、デジタル社会におけるコミュニケーションのあり方を反映した、企業の挑戦と言えるだろう。気になる投票結果は12月16日に発表予定。結果はもちろんのこと、彼らが打ち出す今後のキャンペーン展開にも注目していきたい。

👀GenZ's Eye👀

基本ソバーキュリアスだけど、たまに飲むときのために美味しいお酒の飲み方は知りたいと思っている筆者。今回のキャンペーンのように、お酒ごとに“間違いない”組み合わせを知れるのは非常に有り難いし、選挙形式というのもおもしろい!選挙に行かない若者は増えているみたいだけど、コレにはみんな参加したくなるんじゃない?

Top image: © 僕と私と株式会社
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。