【ジンジャーワイン】乾杯は、「もったいない」から生まれたワインで

食品ロスが社会問題となるなか、私たちの身近な食材である生姜も、年間数百トンもの廃棄が課題となっている。そんな「もったいない」を価値に変えようと、老舗生姜加工メーカーが新たな挑戦をスタートさせた。

規格外でも美味しい!
生姜がワインに生まれ変わる

生産から加工までを手がける「株式会社永豊フーズ」では、これまで年間約200~300トンもの生姜が、形やサイズが規格外であるという理由で廃棄されていた。品質に問題がないにも関わらず廃棄せざるを得ない現状は、大きな課題だったという。そこで同社が着目したのが、廃棄生姜を使ったワイン造りだ。

先月より発売された「ジンジャーワイン」と「ジンジャースパークリングワイン」は、国内ワインコンクールで高評価を得ている白百合醸造の白ワインをベースに、同社自慢の鹿児島県産「黄金生姜」から作った蒸留酒をブレンド。「飲んだことのないテイスト」と、代表取締役の坂口昌隆氏は自信をのぞかせる。味わいは、ピリッと辛みを感じつつも飲みやすく、どんな料理にも合う味わいが特徴だという。

サステナビリティでお酒を楽しむ時代へ

廃棄生姜の活用は、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」の達成にも貢献する。「サステナビリティ」がキーワードとして叫ばれる昨今、環境問題に取り組む企業姿勢は、消費者からの共感や信頼獲得にもつながるだろう。さらに、廃棄されていた資源を活用することで、新たな収益源を生み出すことも可能になる。まさしく循環型経済の実現であり、持続可能な社会の実現に向けた好事例と言えるのではないだろうか。

「ジンジャーワイン」、食品ロス削減への具体的なアクションとして、私たち消費者が手に取りやすい商品がまたひとつ誕生した。

ジンジャーワイン / ジンジャースパークリングワイン

【製品名】ジンジャーワイン
【容量】500ml
【アルコール度数】20%
【品目】リキュール
【販売小売価格】4500円(税別)

【製品名】ジンジャースパークリングワイン
【容量】720ml
【アルコール度数】8%
【品目】リキュール
【販売小売価格】4500円(税別)

【公式ページ】https://eihoufoods.co.jp/pages/gingerwine

👀GenZ's Eye👀

廃棄食糧を原料にしつつ、生姜と白ワインという組み合わせが新しい。パッケージもシンプルで可愛いので、クリスマスパーティーや忘年会の手土産にもよさそう!

Top image: © 株式会社永豊フーズ
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