本棚の一角で等身大のあなたを表現。コワーキングスペースに大きな本棚が出現
都会の喧騒を離れ、洗練された空間で仕事に集中したい。そんなニーズに応えるコワーキングスペースが増加していくなか、大阪・梅田に2019年12月にオープンした「ONthe UMEDA」。
その一角に、巨大な本棚が出現した。それは単なるインテリアではなく、144個の箱からなる、個性豊かな「シェア型本棚」!
「ONthe BOX」が提案
新しい本の楽しみ方
「大阪地下街株式会社」が展開するコワーキングスペース「ONthe UMEDA」にて、シェア型本棚「ONthe BOX」の利用サービスが開始。
このサービスでは、利用者が思い思いに本や雑貨、作品などを展示・販売できる。古書店の店主のように、自身のセレクトで本棚の一区画を売棚にするのもあり、クリエイターが、自身の作品を展示するギャラリーのように活用するのもあり。
同社によると、「ONthe BOX」は箱を媒体として情報発信することで、未知の誰かとつながるキッカケを生み出すという。従来の書店とは異なる、ユニークな本の出会いがここにはあるのだ。
「所有」から「共有」へ
変化する価値観を映す鏡
このサービスは、シェアリングエコノミーの拡大や、モノに対する価値観の多様化を象徴するサービスと言えるだろう。
近年、自動車や住居など様々なモノやサービスを共有するシェアリングエコノミーが普及している。これは、必ずしも「所有」することに価値を見出さず、"必要な時に、必要なモノを"という合理的な思考を持つ人が増えていることを示している。
「ONthe BOX」もまた、この流れに位置づけられるだろう。本棚の一区画をレンタルし、期間限定で展示を行うことで、スペースの有効活用と新たな顧客との出会いを同時に実現する。
デジタル時代に求められる「リアル」を追求
デジタル化が加速する現代において、リアルの場での出会いや体験の価値が改めて見直されている。「ONthe BOX」は単なるシェア型本棚という枠組みを超え、人と人、人と情報が交差する「場」としての可能性を秘めているだろう。
たとえば、自分の好きな本を介して、共通の趣味を持つ人と出会うことができるかもしれない。クリエイターの作品との偶然の出会いが、心を揺さぶる体験に繋がることもあるだろう。デジタルな情報だけでは得られない、リアルな出会いから生まれるセレンディピティを提供してくれる。
同サービスの利用料金は月額4,000円〜。来年2月末まで、オプションサービスの無料キャンペーンも実施中だ。あなたも「ONthe BOX」で、新しい世界を広げてみてはいかがだろうか。
『ONthe BOX』
【サイズ】(内寸):高さ33.5cm・横幅32.5cm・奥行35.0cm
【料金】月額4,000円(税込)~
【申込方法】公式webサイトから会員登録のうえ、オプションサービスをお申込みください。