【鳥・昆虫レベル】「1億色」が見える女性アーティストとは?

アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴに住んでいるコンチェッタさんは、私たちが可能だとされている100倍もの色を見分けることができるらしい・・・。

なんと約1億色を識別可能!?

基本的に人間の色覚は、「赤・青・緑」の3種類をベースにした「3色型色覚」である。これは目の中にそれぞれの色を感じる3種類の錐体細胞あり、その組み合わせで色が見えるからだ。

1つの錐体細胞は、約100種類の色を識別することができる。つまり、「3色型色覚」では100×100×100の約100万種類が見分けられることになる。

けれどもコンチェッタさんは、そこにもうひとつ「黄色」が加わるのだ。つまり、「4色型色覚」。これによって、約1億色が見分けられるということなのだ。 この能力を持つ人は、女性のみで男性はいないという。主に、虫やある種の鳥などもこの「4色型色覚」だという。

また、彼女は絵を描いているアーティストで、HPを訪れることによってその作品を観ることができる。たしかに色使いに独特のセンスを感じる。

今の気持ちが色の見え方にも反映!?

しかし、色覚の基本カラーの数が同じでも、すべての人が同じ色彩感覚の世界を生きているわけでもない。

例えば、鬱で気持ちが落ち込んでいる時には、世界が色あせてみえたりすることもある。 これはただの比喩などの表現方法の問題だけでなく、実際に明暗やコントラストに対する感度が低くなることによって引き起こされる現象。つまり、リアルな変化なのだ。 反対に嬉しいことがあったら、世界は鮮やかに輝いてみえたりする。

たしかに見えている世界はひとつ。しかし、見え方はそれぞれ多種多様なのだ。

Reference:IFLSCIENCE
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。