今話題の「食欲コンサルタント」直伝!食べたい気持ちをコントロールする6つの方法
現代人は、ストレスのせいで、体が何を必要としているかを知る「食欲のセンサー」がくもってしまっているそうです。本当はビタミンが足りないのに、何を必要としているのかわからなければ、ひたすら食べ続けることになるんだとか…。
でも、暴飲暴食をしてしまったからといって、落ち込む必要はありません。「食欲コントロール」さえ実践していれば、今からだって取り返すことができるのだそうです。
今回は、村山彩さんの著書『あなたは半年前に食べたものでできている 実践編』より、食欲をコントロールする具体的な方法をご紹介します。
食欲をコントロールするための
「方程式」とは?
食欲は、「運動」と「食」の組み合わせによって、簡単にコントロールできる。そのために知ってほしいのが、食欲をコントロールするための方程式があるということ。
食欲コントロールの方程式=(20分以上の体全体が汗ばむ運動+正しい食事を続けて2食)×3セット
「正しい食事」とは、運動や生活で失った栄養素を含む、適切な質・量がそろった食事のこと。この食事を必ず2食続けて食べる。英単語の暗記などと同じで、くり返すことで体にしみこんでいく。重要なのは、必ず運動したあとに、食事をすること。
01.
まずは、適度な運動で
体の大そうじを
適度な運動をすれば、代謝が活発になるので、体にたまった不要なものが外に出される。大そうじしてきれいな体になったあとで、正しい食事を入れてやれば、しっかり栄養が吸収され、健康的な体になるというわけ。
02.
食欲もストレスも
何も食べずに解消できる
ふだん私たちは、ストレス満載の生活をしている。強いストレスがかかればかかるほど、強い刺激でそれを打ち消そうとする。だから「たくさん食べたい」「味の濃いもの、油っこいもの、甘いものが食べたい」などと、強い刺激を求めるようになるのだ。でも、「運動」も強い刺激のひとつ。つまり、食べなくても、運動をすることでたくさん食べたいという間違った食欲が抑えられる。つまり、ストレスを打ち消すことができるのだ。
03.
食欲コントロールに
「運動」が欠かせない理由
リラックスできるくらいの運動をすると、満腹ホルモンであるレプチンが分泌される。また、適度な運動で爽快感を感じると、セロトニンという幸せホルモンが分泌されるのだが、このホルモンも食欲を抑えてくれる。だから、運動をすると「むしょうに食べたい」という欲がなくなってくるというわけ。
04.
口先だけの食欲に
惑わされちゃダメ!
とにかくいっぱい欲しい。満たされたい。袋菓子を1袋、チョコレートを1箱、なくなるまで食べ続けてしまうのが「口先だけの食欲」。口の快感だけを満たそうとする欲望なので、体のために必要なものをとる「正しい食欲」とはまったく異なる。
05.
「2週間の間に3セット」
それだけで正しい食事は身に付く
私たちは和食が好きですが、それは私たちが日本人だからというだけではなく、和食に慣れているから。つまり、慣れさせることによって味覚はいくらでも変えていける。2週間の間に2食×3セット、計6食の正しい食事を体に入れてやれば、多くの人は正しい食事に慣れて、正しい食事をおいしいと思うようになってくる。挫折しそうになっても、とにかく運動して正しい食事を2食食べる。ただそれだけで、心が変わっていくがわかるはずだ。
06.
ダイエットなんてしなくていい!
今すぐ食欲コントロールを始めよう
食欲コントロールの目的は、体が欲するものを食べたいだけ食べて、一生太らない健康的な体を手に入れること。しっかりと自分の力になるものを食べる習慣がつくことで、集中力が増したり、体力がついたり、メンタルが強くなったり、よい付加価値もついてくる。
『あなたは半年前に食べたものでできている 実践編』
コンテンツ提供元:サンマーク出版
村山彩/Aya Murayama食欲コンサルタント、日本初のアスリートフードマイスター、野菜ソムリエ、トライアスリート。ラジオ局、映像製作会社でのプロデューサー業を経て、 2010年に資格取得。その後、 現役トライアスリートとしての知識と経験を活かし、テレビ、 雑誌、ラジオ、イベントなどで活躍。東京マラソンでは、カゴメ株式会社と協力し、 アスリートのためのトマトレシピを考案し評判となる。アスリートとしても、2012年、館山わかしおトライアスロン総 合優勝、2014 IRONMAN 70.3 台湾 エイジ優勝などの実績を持つ。現在は半年間の連続講座で食事と運動について学ぶ「村山塾」 の講師や、食欲コンサルタントとしての指導、 ランニングと食事のイベント、生活習慣病のカウンセリング、 プロのアスリートやアマチュアのランナーへの食事指導と運動指導 など、幅広い活動を行っている。ブログ:ayamurayama.jp