世界45カ国「国や文化によって異なる美しい女性」

「The Atlas of Beauty」プロジェクトは、ルーマニアの女性フォトグラファーMihaela Norocの作品。

文化や人種、環境の「違い」といった視点から、旅先で出会った女性たちの美しさを捉えた写真集だ。その一部を彼女のコメントとともに紹介する。

彼女は清掃員…と思ったんだけど、道路や駐車場に植物を植えていた。

伝統的なショーに出演する前の女性。

今日はイースターを祝う日。

コロンビアで撮影したナチュラルビューティー。

アートの哲学を学ぶ画家の女の子。夢は学者になること。

チベット人の女性。

これまでに撮ってきた中でも最も興味深い民族のひとつ、パミール人の女性。

マーケットでモノを売っていたところを撮影。

ここでは、最も静かで寛容な人々に出会った。

黄金寺院では1日に10万人もの人々へ無料の食事が振る舞われる。そこで会ったのがこの美しい女性だ。

インカ帝国の皇帝のひとり「ザフィーロ」を思わせる名を持った女性に出会い、プロジェクトに参加してもらえるよう声をかけた。

ウエディングドレスを着た女性。

メリークリスマス！伝統的な衣装とモダンな服装の両方を取り入れている。

移動中に出会ったモンゴル人の美しい女性。

家族と一緒に毎日モノを売りに来る少女。

イスタンブールのティーハウスで出会った女性。

カトマンズを歩いていた子連れの女性。彼女は英語を話さなかったけど、一緒だった男の子とは話せた。

「あなたのお母さんの写真を撮りたいの」。

そう尋ねると、彼はこう質問してきた。

「なんで？」。

私はこう答えた。

「だって、彼女は美しいから！」。

そうしたら彼は誇らしげに微笑みながらこういった。

「うん、そうなんだ！」

砂漠と海が出会う場所。ペルーの街。アンデスに向かったあとに出会った女性らしい美しさを持つ人。

写真を撮影したMihaela Norocは、2013年にそれまで務めていた仕事をやめて旅に出るようになった。当初は個人的な作品だったが、いつの間にか世界中の人々から注目されていた。

彼女は、これまで45もの国を周ってわかったことを作品とともに伝えている。

「どこにでも美はある。それは、化粧やお金、競争、社会的ステータスではない自分らしさからくるもの。それぞれの文化にある違いの美しさに気づいて欲しい」