【笑顔になれる日用品】水洗いもへっちゃら。軽くてタフな皿「プライウッド」
自然素材のお皿が一枚あるだけで、食卓にあたたかい雰囲気が生まれると、今や定番となりつつあるのが木製の器たち。こうしたウッドプレートは、主に2種類存在します。ひとつは木から削り出したり、くり抜いて作るもの。もうひとつが、薄くスライスした木のシートに圧力をかけてプレスした成形合板(プライウッド)です。
ここで紹介するのは後者のほう。軽くて、丈夫で、シンプルな意匠にひと目惚れしてしまいました。
圧縮プレスでつくる
もうひとつの“木のぬくもり”
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はじめに、プライウッドの特性から紹介していきましょう。といっても、長々と製品説明をするのも野暮。もっとも特徴的なメリットを以下、2つ動画にまとめてみました。まずは、そちらからどうぞ。
メリットその1
水にも、汚れにも強い
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木皿と聞くと、「水に弱い」というイメージがありませんか?ところが、プライウッドは耐水性に優れた製法なんです。ここに紹介するメーカーのものは、工業試験場での業務用食器洗浄機による洗浄テスト(その数じつに3,000回!)を、さらりとパスした逸材。
メリットその2
軽くて丈夫、
落としても割れない
軽くて丈夫、
落としても割れない
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また、適度な粘りがあるのもプライウッドの特徴。うっかり落としても、割れません。
じつは、この2つは木皿にとって重要なポイントなんです。
というのも、水はけが悪く乾きにくいままの皿は、いつでも生乾き状態。なんとなくニオイが残っているのってイヤですよね。特に梅雨のこの時期は尚更。他にも、落としただけで欠けてしまったり、使っていくうちにひび割れがひどくなり、最後はパキっと割れてしまうことだって少なくありません。
こうしたネガティブな要素を、長年培ってきた成形合板の技術でポジティブに転換させているのが、香川県高松市の製作所「GOLD CRAFT(ゴールドクラフト)」です。
木の風合いや質感をそのままに包容力ある木皿を製造
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材質から接着剤、耐水コーティング剤にいたるまで、すべて日本製のプロダクトにこだわるゴールドクラフト。1センチあたり数十キロの圧力をかけてプレスされる、プライウッドの主原料はシナノキ材。これも、「産地が確かなものだけを使う」という徹底ぶり、現在は北海道から取り寄せているんだそう。
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クラフトマンとしてのこだわりがもうひとつ。
プライウッド製品の特徴であり、木皿の表情となる表面材、これを突板(つきいた)と呼ぶそうですが、この厚み0.6ミリがゴールドクラフトの真骨頂。木の風合いや質感を感じることができるのも、この厚みあってこそだとか。曲面をつくりだす難題をクリアしてきたのも、本場北欧のプライウッド(厚さ0.5ミリ以上が一般的)に負けない技術力があってこそ。
使い勝手で選ぶなら、この2種類
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オススメは、お皿全体に余白を与える広いリムが印象的な「ワイドリム」。サラダにお肉にパスタ、陶磁器のホワイトプレートのように、どんな料理を盛り付けても見栄えする使い勝手のいい丸皿です。また、メインプレートの下皿としてもいいかも。シナノキ製のLサイズ(305×305×h10ミリ)は、一枚3,240円(税込)。
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一方こちらは、デザイナー小松誠氏によるデザインの「風の器」シリーズ。その名の通り、風をうけてたなびく軽やかさをプライウッドで表現した角皿です。写真のようにお寿司を盛り合わせたり、アンティパストにも合いそう。ベイマツ製のLサイズ(355×195×h20ミリ)は、一皿3,780円(税込)。
オンラインストアでは、材質もカタチも、サイズも豊富に展開しているので、ライフスタイルやお皿とのマッチングを考えながら選ぶことができますよ。温もりあるプレートの向こうに美味しいイメージが、きっと湧いてくるはず。