けずって、みがいて、つくるカトラリー。DIYは「ひとてま」を楽しむ時間

手軽にDIYを楽しみ、自分好みの空間を自らつくり出してしまう“DIYの達人”たちがいます。いつか自分も!と思っても、工具の使い方すらサッパリ……。

「あこがれはあってもとっかかりがない」とか「どこから手をつけて良いものか」、といった人たちに向けたスターターキットに最適なものを見つけました。大切な人のためのDIY、それが自分のためでもあるんです。

自分でつくる木の道具を
ちょっとだけアシストする

DIYになかなか踏み出せずにいる人、もしくは工具を揃えたはいいが、実際に手をつけようとして二の足を踏んでいる人。その多くは、「どこから手をつければいいか」に悩んでしまう。では?

そもそも、何にしたってゼロからモノを生み出していくことって大変なこと。たとえ設計図があったとしても。例を挙げるならば木製のカトラリー。角材から削り出していくのは、DIY慣れした人ならともかく、“初めて”で挑むには少々ハードルが高い。

では、もしもノコギリも要らず、ぱちっと木枠から外すだけで、あとは道具と格闘しながらもスプーンがつくれるとしたら……。それができちゃうのが、自分の好きなかたちに、けずって、みがいて、つくる木のカトラリー「ヒトテマキット」です。

木枠から、ぱちっと外して
削って、みがいて

暮らしを自分でつくる人のための、国産材にこだわったオンラインショップ「みんなの材木屋」から販売されている、ヒノキのカトラリーキットに注目しました。

子ども用のお箸からスプーン、フォーク、バターナイフなど全15種類。写真の通り切り込みが入っているから、木枠から外すだけで、すぐに削っていくことができるというもの。もちろんノコギリも不要だし、テーブルの上だけで作業ができる点もDIY初心者にはうってつけ。

だけど、何から道具を揃えてよいものか。という人のために、必要3点セット「はじめるキット」(税込1,080円)の用意もあります。クラフトナイフ、刃先が丸型の彫刻刀、それと粗細両方のサンドペーパー、基本の道具はこの3つ。

あとは使う人や目的に合わせて、つぼ(すくう部分)や柄を削って、みがいていくだけ。

「みんなの材木屋」店長のマイコさんは、DIYしたスプーンで子どもたちが喜んで使ってくれる姿に、「ちょっと使いにくそうだな。もう少しあそこを削ってあげようかな」とその都度、微調整を加えてあげることができる点をメリットにあげています。こうした手間も慣れてくると心地いいもの、と。

これが完成のイメージ。ここまで上手くいかないことだってあるはず。けれど、それも楽しみのうちでしょ?デザートスプーンは2本セットで810円(税込)、サーバーフォークだって1,040円(税込)とお手ごろなので、「もう一回!」といった具合に何度リトライしたってOK。

これも大事なポイント。材料に使用されるヒノキは、間伐材から建材として利用された、さらに残りの端材でつくられたもの。ひとつとしてムダがないというのもいいでしょ?

暮らしのなかの“ひとてま”は
しあわせをつくる時間です

1日のうちの数十分、1週間のうちの数時間、時間をつくってものづくりにあたる。お気に入りの音楽をかけて、淹れたてのコーヒーを用意して、誰かの「おいしい!」を想像しながら、じっと木と向かい合う。

こうした暮らしのなかの“ひとてま”が、しあわせをつくる時間だとマイコさん。「つくる」が暮らしの一部になり、自分とも向き合うひとときになっていく。この「ヒトテマキット」からはじまるDIYが、ステキな自分時間のつくりかたまで教えてくれる気がしませんか?

Licensed material used with permission by みんなの材木屋
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。