地上は雷雨。しかし、その上空37,000フィートの世界は、こんなにも美しかった
中学生の頃、ひとりで初めて乗った飛行機。通路側の座席から必死に窓の外を見ようとしている私を見かねて、知らないオジさんが窓側の席を譲ってくれました。ホントに嬉しくて、それはそれは夢中になって外を眺めていましたね。
すると突然、真っ白に雪化粧をした富士山の頂上が視界に飛び込んできた。あのときの興奮は今でも忘れられません。「飛行機に乗ると、こんな世界が見られるのか……」。
私が見たものと類は違えど、ここで紹介する雲の上の景色は、Santiago Borja Lopezさんにとっても一生忘れることのできないものになったはず。
「雷雲」がこんなにも
神秘的って知ってた?
舞台は太平洋上空、37,000フィート(約11キロ)の世界。彼が目にしたのは、この美しすぎる雷雲!
「簡単ではなかったけど、満足のいく一枚が撮れて良かったよ。雷雲がどれだけ大きなものか、そしてそのパワーがどれだけすごいかがわかるはずだからね」と「The Washington Post」のインタビューに答えています。
過去には、こんな一枚も
実は彼、昨年もベネズエラ沖で神秘的な雷雲の撮影に成功。もはや「雷雲フォトグラファー」として確固たる地位を築いていると言えるかも?
それにしても、よくよく考えてみると、雷を「見下ろす」ってとんでもない体験……。これを機に、あなたも記憶に残っている飛行機からの風景について考えてみて。
Reference:The Washington Post
Licensed material used with permission by Santiago Borja Lopez