バッグにすっぽり入る「折りたたみ」ヘルメット
最近では、少しスピードの出るクロスバイクオーナーも、保育園の送り迎えのキッズたちも、ヘルメットを被っている。「スピードも出るし、もしかして自分も被ったほうがいいのかな…」。
そう思っているあなたには、この折りたたみヘルメット「FEND」を見てもらいたい。
「ヘルメットを持ち歩く抵抗」がなくなる
髪型が崩れてしまうとか、面倒だとか、街中でヘルメットを被らない理由はたくさんあるだろう。でも、一番疎まれるのは「持ち歩きにくさ」では?軽いわりにはかさばるし、バッグに入れたらヘルメットだけで一杯になってしまう。
そう、ヘルメットが折りたためるというのは、革新だ。
このように簡単に折りたためるのが、FENDヘルメット。まるで扇子をたたむかのようなイージーさは、面倒くささゼロ。
じつは…もともと自転車のヘルメットは折りたためた
と、いかにもセンセーショナルな書き出しとなってしまったが、自転車のヘルメットは元来折りたためるものだった。樹脂をつかったハードシェルと発泡スチロールの組み合わせが今でこそスタンダードだが、70年代のヘルメットと言えば「カスク」と呼ばれる革製。ソフトシェルで、当然折りたためるものだった。
つまり時代が進むにつれ、ヘルメットは折りたためなくなっていったのだ。
つまり「FEND」は、カスクをあらためて現代によみがえらせたものとも言える。どこか懐かしさを感じる風貌も、そのせいかもしれない。
蒸れず、安全。
「FEND」は21世紀のカスク
かつてのカスクは、「安全性」という面から樹脂製のヘルメットにシェアを奪われていった。一方で21世紀のカスクたるFENDは、アメリカのCPSC、欧州のEN1078といった安全基準をクリアしていて、安全性は折り紙付き。
また最新のヘルメット同様、走行風を通すため、サイクリング中に蒸れてしまうようなこともない。
KickStarterではじまった「FEND」プロジェクトは、サイクリストに大人気となっていて、すでに初期予約は完売。予定小売価格は120ドル(約12,000円)ながら、99ドル(約10,000円)のプランはまだ残っている模様。日本からも購入できるので、気になる方はお早めに。