省スペースと省エネを同時に実現した、垂直式「自転車ラック」

自転車を駐輪するための自転車ラックは、ほとんどが水平方向。こちらのほうが、より多くの駐輪が可能なんでしょうけど、昇降式のラックの上の段しか空いてないときなど、女性や子どもだと結構な労力が要ります。

その観点から(というかココ1点のみでもいい)、このプロダクト「Parkis」をみると、駐輪の苦労がまるっと解消できそうなんですよね。

女性でも、子どもでも
らくらく駐輪

「自転車ラック」

屋外でも屋内でも設置が可能なParkis。一般的な水平方向の駐輪では、横長で幅をとる自転車ですが、それを地面に垂直にして収納(駐輪)することで、およそ40%分の省スペースが生まれる。

もちろんこれもナイスアイデア。だけど単なる垂直式のラックでは目新しさがありません。開発者らは省スペース性をウリにしているけれど、どう見たってもう一つの特徴が秀逸すぎる!それが、“体に負担をかけない”駐輪方法。

Parkisの仕組みを説明するよりも、このGIFを見ればきっと十分。

ひょいっ!
前輪が惰性でスライド

「自転車ラック」

Parkisを設置した壁面まで自転車を寄せて、前輪をキャスターに乗せるだけ。あとは、キャスターがラックのレールをなめらかに滑って、そのまま自転車を垂直にしてしまいます。このキャスターの動きこそすべて。電力なしに女性でもひょいと、ね。これなら「どっこらしょ」の必要もないでしょう。

「自転車ラック」

逆に下ろすときは、サドルに手をかけて手前に引っ張りだすだけで、こちらも滑らかにキャスターがラックをスライドしてきます。

「自転車ラック」「自転車ラック」

いささかインダストリアルデザイン感が強いのは事実だし、屋内用にはサイクルスタンドやハンギングの方が向いているという意見もあるでしょう。ただし、こっちのほうが労力はないけどね。でも、駐車場や、納屋、バルコニーなど屋外使用だったら、考えられなくもない。もちろんオフィス使用なんかもアリでしょうし。

どうやらクラウドファウンディングも成功し、今のところ一器239ドル(約2万7,000円)で販売予定。う〜ん、正直もうちょっと価格が下がるとユーザーとしてはうれしい限りですが、重い自転車を苦労してレールに乗せている彼女のこと思うとあってもイイかな、なんて自分は思うわけですよ。

Licensed material used with permission by PARKIS team
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。