自分好みのパンでつくる「クイニーアマン」

いまやコンビニでも手に入るほど、市民権を得た印象のある「クイニーアマン」。表面のカリっとした食感と芳しいバターの香りがたまりません。

この仏ブルターニュ地方の伝統的な焼き菓子ですが、結構かんたんに自宅で再現が可能。しかもパンの種類を変えることで、また違った美味しさを発見できるはず。ここでは、食パンとクロワッサンでつくるレシピを紹介します。

フライパンにバター15gを入れて中火で溶かし、そこにみみを切り落とした食パン(6枚切りくらいがベター)を入れて焼いていきます。焼けたパンは取り出し、フライパンに残ったバターを拭き取って、砂糖(30g)と水(小さじ2)を入れて混ぜ、弱火で熱しながら薄いキツネ色になるまで加熱します。火を止めたら、食パンをフライパンのソースにからめ、クッキングシートをしいた皿の上で冷まして完成。

こちらはチョコクロワッサンでつくりました。すでにバターがたっぷり使われているクロワッサンの場合は、バターで焼かずにからめるだけ。

あとは、食パンの場合と同じように、キツネ色に熱した砂糖と水のソースにからめて出来上がりです。

じつは…
失敗から生まれたお菓子だった

ところで、クイニーアマンの「アマン」とはフランス語でバターの意。発祥地ブルターニュ地方はバターの名産地としても知られていますが、この街であるパン屋さんが、残ったパン生地の上にバターを置きっぱなしにして溶かしてしまったそうです。食材をムダにしたくないとそれを焼いて食べたのが、クイニーアマンの起源なんだそうですよ。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。