トランプ大統領が主張する「壁建設」も、これなら納得?

大統領選挙中からトランプ氏が訴えていた、アメリカとメキシコの国境に壁を建設するという主張。現実離れして聞こえますが、当の本人はいたって本気でその必要性を訴え続けています。反対する人々の声はまるで届いていないみたい…。

そんな中、彼の主張に反対する代わりに、マレーシアのデザインオフィス「No-To-Scale Studio」が、クリエイティブな「代替案」を出しました。

国境にあるのは白い壁?

もう少し近くで見てみましょう

一枚目のイメージにある白い線は壁ではなく、3,000km以上にも及ぶダイニングテーブルでした。そこにいるのは、アメリカとメキシコの両国から来た人々。家族連れやカップルが集まり和やかな雰囲気が見てとれます。

「食の壁」は
ただの長いテーブルではない

「この壁を機能させるには、人々が参加する必要がある」と、No-To-Scale Studioは話しています。No-To-Scale Studioがあるマレーシアは、マレー系、中華系、インド系などの人々が混在して暮らす多民族国家です。そんな中、人々を結びつけるのは「食」。このような提案をすることで、「国境の壁」について再定義し、より前向きな議論を起こしたかったということです。

アーティストやデザイナーが、持ち前の想像力を駆使して提案した「代替案」。同じ「壁」でもこれほどまでイメージが違ってくるなんて驚きですよね。

Licensed material used with permission by No-To-Scale Studio
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。