第2の旬を迎えた「長芋」でつくる食べるスープ

ねっとりネバネバの食感がおいしい長芋。秋が旬の食材というイメージがあるでしょうが、じつは春もおいしい時季を迎えています。

東北地方では、秋から冬にかけて収穫した長芋をもう一度、土の中に埋めて貯蔵し、4〜5月に収穫。雪の下で冬を越したそれは、デンプンが糖に変わり、甘く濃い味を楽しむことができます。ほどよく水分も抜け、粘り気が強くなるのも特徴です。

その強い粘り気を活かしてスープにした料理がベトナムにあります。すりおろした山芋にナンプラーなどで塩味をつけるだけのシンプルな「カイン・クァイ」。素材の味をそのままに、旬の今にぴったりな“食べるスープ”をどうぞ。

〈材料〉

山芋:150g
青ネギ:適量

肉団子
A 豚ひき肉:100g
A 片栗粉:大さじ1/2
A ナンプラー:小さじ1

B 水:400ml
B 砂糖:小さじ1
B ナンプラー:小さじ1

こしょう:適量

 〈つくり方〉

山芋は皮をむいてすりおろします。Aの材料を混ぜて一口サイズに丸めて肉団子を。鍋にBを入れて強火で熱し、煮立ってきたら肉団子を加えて火を通していきます。そこに山芋を加えて5分煮たら、ナンプラー(分量外)とこしょうで味をととのえ、最後に青ネギを散らせば完成です。

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。