薄さ5ミリ、重さ12グラムの「エコ財布」

大きな財布は、カード、小銭、紙幣、何でも入れられるから便利。でも、スペースがある分、レシートなど余分なものも入れすぎてつい重くなってしまうことが多々ある。

ときどき、小さいお財布と分けて使っている人を見ては、「いいなぁ」と思っていた。だからこのシンプルすぎる財布が気になってしまったのかも。しかもコレ、バナナの木からできているんだそう。

横から見ると、スゴかった!
見た目以上の収納力

この小ささと薄さで、6枚ほどのカードを収納。加えて、紙幣や免許証などIDを入れるスペースも背面やサイドに。それでいて重量たったの12グラム。薄さは5ミリだ。ちょっとそこまで出かけたい時には、スッと服のポケットに入れて…、持ってることすら忘れちゃいそう。

素材はバナナの木からできていて、使い続けると角が多少丸くなり、繊維がけば立つことで良い具合に“お古感”が出てくるということ。革製の小物などが好みの人であれば、ハマってしまうかも!?

頑丈でエコにもなる
秘めたパワーは予想以上

写真で見る限り素材の“あじ”はよくわかる。でもどれほど頑丈なの?という疑問が沸いた。調べてみたところ、あくまでそこはバナナの繊維。一生モノって訳にはいかないらしい。だとしても、こんな感じに水に落としてしまっても、乾かせばなんら問題はないんだそう。

もう一つ、この財布の重要な要素は、エコであるというところ。バナナを育てるには木の幹をカットする「切り戻し」という作業が必要になる。カットした木をそのまま捨てる代わりに、手間をかけて財布にしているということ。

ミクロネシアの島々では、数千年もの間、バナナの繊維を使って縄や織物を作るなどしているということで、彼らだからこそ成せる技なのではないかと感じた。

現在、このミニ財布は「Kosrae」としてKickstarterにて紹介されている。13ドルから支援でき、財布をゲットできるということなので、気になる人はこの機会にチェックしてみては。

Licensed material used with permission by Green Banana Paper
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。