妙に色っぽい世界へようこそ。

サンドロ・ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』やミケランジェロの『アダムの創造』は美しいだけじゃなくて、どこか色っぽさも感じてしまうのです。東洋美術でもヌードを描いたものは山ほどあるし、もちろん色気だって。私が思うに、西洋美術で描かれるものは妙に「生々しさ」があるものが多い気がするのです。

14〜20世紀ごろの艶やかな西洋絵画と、現代を融合させた作品を見つけたので紹介します。

どの時代でも美しい

バスの中には、透き通るような白い肌の美しい女性が。色っぽくはあるものの、「エロ」とは違う気品を漂わせています。

ルネッサンス時代や19世紀〜20世紀末頃のサロンに強く惹かれたウクライナ出身のAlexey Kondakov。彼は、自らの手で現代と憧れの時代を混在させた作品を生み出すことにしたのです。

目のやり場に少し困るのだけど、Alexeyが創造した世界で生きる彼らの美しさは現代にいても衰えていないようです。それと、前よりもちょっと身近な存在に思えませんか?

静かな美術館で出会う芸術もいいけれど、茶目っ気さえ感じるこんな絵画もたまにはいいかもしれません。それでは、“色気ある現代”をじっくり見てみましょう。

Licensed material used with permission by Alexey Kondakov
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。