コーヒーのお供にしたい「サトウキビ」のお菓子
カモメ、バラの花、お日様、コーヒー豆。何これ、かわいい…。
こんな干菓子みたことない。
日和制作所によって作られたすべて「HIYORI」というブランドから発売されているもの。
実際に、取り寄せて食べてみました。
こういうお菓子って、口の中の水分が全部持ってかれると思っていたのですが、少しの水分でサラサラーっと溶けるんです。
むしろどうやって固まっていたの?とフシギに思うくらい。
もう、気になって仕方なくて調べてみたら、このお菓子の製糖工程や、成形する際に使う木型にも惹かれてしまいました。
「味覚の芸術品」と呼ばれる
和三盆
そもそも和三盆って何で作られているんだろうと思い、調べてみました。
原料は細黍(ほそきび)と呼ばれる讃岐産のサトウキビ。
今でも、200年前から続く伝統の製法を守りながら作っていて、その製糖工程はとても手間がかかっているんです。
丸一日圧力をかけて水分を抜く「押し船」という作業と、手水を付けて練っていく作業(研ぎ)を何度も繰り返していくことで、白く、繊細な和三盆が作られていきます。
それぞれの工程は、じつに1週間を費やすそう。考えただけでもめまいがするほど、とても根気のいる作業です。
あの繊細な口どけが生まれる背景には、こんな工程があったなんて。職人さんに「ありがとうございます!」と、直接感伝えたくなってしまいました。
職人がつくる手彫りの
「菓子木型」
和三盆の魅力は、味や食感だけではありません。
成形する菓子木型は、全国で数人しかいない職人による手作業。
図柄を何種類ものノミや彫刻刀で、左右凸凹を逆に彫っていくという難易度の高い技術が和三盆を支えています。
「和三盆をもっと身近に感じてほしい」、と日和制作所のチームと職人さんが日々アイディアを出し合いながら制作しています。
自然と微笑んでしまうデザインと、手彫りならではのあたたかい質感、ここにもこのお菓子の魅力が詰まっています。
大切な人に届けよう
この和三盆は、「HIYORI」のオンラインショップから買うことができます。
今ある形から好きな色を選べるプチオーダーや、引き菓子用にオリジナルの和三盆を制作することも可能です。
大切に作られたものだから、大事な人に贈りたくなる。そんなお菓子です。