品川・新馬場のブックカフェ「KAIDO」は、読書家と旅人の寄りどころ

「KAIDO books & coffee」は、旧東海道品川宿地区の北品川商店街にあるブックカフェ。今も昔も「旅」の玄関口である品川らしく、2階席には旅をテーマにした本がずらり。

僕自身も読書や旅が趣味なので楽しみにしていましたが、それでも取材前のイメージは「手頃なトラベル本がある、イマドキのおしゃれカフェ」といった感じ。

でもKAIDOの本当の魅力は、想像以上の「旅感」だったんです。

北品川商店街の真ん中で
みんなを繋げる

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©2018 TABI LABO

「こんにちは〜。2階空いてますよ、どうぞ!」

通行人に声をかけるこの地元感が懐かしくて、つい「寄ってみようかな」という気持ちになります。

もともと、浅草で人力車を引いて観光ガイドをしていた店長の佐藤亮太さん。浅草の文化や歴史を観光客に伝えることを通して、品川の魅力も伝えたいと2015年に「KAIDO books & coffee」をオープン。

お店があるのはちょうど商店街の真ん中で、北品川駅と新馬場駅の中間でもあるので、不動産屋ですら「客足が悪いからやめたほうがいいですよ」と言っていた場所。でも、そのリスクを承知の上で佐藤さんはチャレンジしたそうです。

「中心に人が集まってくれば、全体が盛り上がるでしょ?」

このお店を支えるのは
マニアックすぎる「街道文庫」

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©2018 TABI LABO

僕、明日からここでリモートワークします——。思わずそう宣言してしまったほど、KAIDOの在庫はとっても魅力的です。旅や全国の街道をテーマにした本が1万冊以上もあり、マニアックなトピックや同じテーマでも複数の本があるので、ひとつの本棚から得られる情報量がケタ違い。

その品揃えは、作家さんがこぞってリサーチのために訪れるほどで「うちをきっかけにして完成した本も何冊かあるらしいです(笑)」と佐藤さん。

在庫の約8割は近所にある古本屋「街道文庫」のもので、店主の田中さんが全国を歩き回って収集した約4万冊の在庫の一部を販売しているそうです。

フードやドリンクも
「旅」を連想させる仕掛け

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©2018 TABI LABO
カナダ名物のモンテクリストサンドイッチ(750円)

メニューには、シンガポールチキンライスや長野県阿智村の鹿肉ホットドッグ、鎌倉や新宿のコーヒーショップから取り寄せた豆を使ったスペシャルドリップコーヒーなどがあり、フードやドリンクでも、「地域」や「旅」を大切にしているそうです。

「どこの名物だろう、とか、あのとき海外の屋台で食べたな、とか、思いを馳せながら食べてもらえたら嬉しいですよね」

メニューは季節によって変更するので、どんな国や地域が感じられるかは行ってからのお楽しみ。

自然に人が集まってくる
ブックカフェ

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©2018 TABI LABO

どうしても気になった本があったのと、取材日だけでは飽き足らず、後日プライベートでも立ち寄ってみました(そして買ってしまいました『品川宿遊里三代』秋谷勝三著)。

日曜日のお昼過ぎだったんですけど、店内はほぼ満席。パソコンを開いて仕事をしている人、休日のひと時を過ごす家族連れ、旅の本に夢中な学生、本棚に囲まれた2階席で熱く語り合うグループ。

世代も使い方もバラバラなお客さんたちを見ていると、KAIDOはまさに昔の品川宿のように、みんなの「寄りどころ」なんだなって思いました。

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©2018 TABI LABO

そういえば、取材中に「近所のシェアハウスに住んでいる」という男性から声をかけられました。なんでも品川に引っ越してきたばかりで、さっそくKAIDOの常連になったのだとか。

「うち、見に来ません? すぐそこなので」

戸惑いつつも、見学ツアーを終えた頃には北品川商店街の周辺情報や家賃、利便性、飲み屋情報に詳しくなっていました(笑)。「この辺に引っ越すのもありだな」なんて。

こ、これがKAIDOの「人と人を繋ぐ力」ってやつなのか?

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©2018 TABI LABO
レジで注文を済ませ、1階か2階の席に移動。本棚に囲まれたい人は2階へ
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©2018 TABI LABO
日替わりで提供されていた、シンガポールチキンライス(600円、ドリンクセットは900円)
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「道」という漢字に本とコーヒーを組み合わせたロゴが目印

「KAIDO books & coffee」

住所:東京都品川区北品川2-3-7 丸屋ビル103
TEL:03-6433-0906
営業時間:月曜日 10:30〜17:00/水曜日〜金曜日 10:30〜20:00/土日祝 10:30〜19:00
定休日:火曜日
公式HP:http://kaido.tokyo/
公式SNS:Facebook

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