【埼玉県】最強コラボ「深谷焼ねぎ秩父味噌」に、ご飯が止まらない
秩父市と深谷市、埼玉県の2つの市が育んだ味が融合して生まれた絶品おかず「深谷焼きねぎ秩父味噌」。
秩父市は観光事業で成功していますが、都心からのアクセスの良さや芝桜、温泉など、観光資源のPRもさることながら、郷土料理の人気の高さもその要因のひとつでしょう。
濃厚で辛めの味付け
秩父の「麦味噌」
©2018 Takeshi Kimura
秩父では昔から麦と大豆が盛んに作られていたため、多くの農家が自家用に「麦味噌」を製造していました。今でも老舗の味噌屋で麦味噌が売られていて、その味は四国や九州で作られている麦味噌に比べて塩分が多く、長い間ゆっくりと発酵熟成を行うため、香りが高くまろやかな風味が特徴だそうです。
小麦の生産が多いので蕎麦も有名な秩父ですが、一部では蕎麦を味噌ダレにつけて食べる文化もあるほど、麦と味噌の食文化が根付いています。また、豚みそ丼や、蒸した芋を揚げて味噌をつけて食べる「みそポテト」も、人気の秩父グルメのひとつ。
「深谷ねぎ」の濃厚な甘さが
白いご飯と相性よし
そんな埼玉県は、ねぎの生産量が全国一です。中でも深谷市で生産された「深谷ねぎ」は、様々な品種がありながらも、きめ細かく柔らかい繊維と、糖度が高く甘いことで人気です。
深谷の農家では昔から、泥がついたままのねぎを炭火で焼いたものをおやつとして食べる習慣がありました。これはスペインのカタルーニャ地方で冬から春にかけて食べられている「カルソッツ」という料理にも似ていて、ねぎ本来のおいしさを味わうことができます。
焼くことでさらに甘みと香ばしさを引き立たせていて、少し辛味のある秩父味噌と合わさった濃厚な味わいは、最高のご飯のお供。おにぎりの具や野菜スティックの付け合せ、お味噌汁にもおすすめです。
©2018 Takeshi Kimura
購入は、清水家より。
Top image: © Takeshi Kimura