雰囲気の話じゃない「Hawsのジョウロ」その魅力 

イギリス留学時代のこと。フラットシェアしていた部屋の窓から、小さいながら手の行き届いた中庭が望めました。

週末のたび地面に這いつくばって雑草をむしるのは、この家のオーナー。風が吹くとたちまち乱れる白髪、後退したおでこはさながら『スター・ウォーズ』シリーズでドゥークー伯爵を演じたイギリスの名優サー・クリストファー・リーのようです。

これがよれよれのTシャツやジャージ姿なら単なる空似。けれどそうじゃない。

くたびれたロングブーツ、ポケットがたくさんついた膝上丈のエプロン、ターメリックのなめし革グローブでビシッとキメられると、古老のガーデナーにただものじゃない風格が漂うんですから。

サー・リーそっくりさんのウィークエンドの定番スタイルに、僕は英国を見ていました。ガーデニングに限った話ではありませんが、暮らしのなかの作業にも確立した流儀やスタイルがある。なんとなくそこが憧れ。

気取らない生活道具

話が脱線しましたが、このオーナーの七つ道具にHawsがありました。

英国製のガーデニングツールはどれも優秀です。ユネスコ世界遺産に登録された「キュー王立植物園」のガーデニング用グローブ、「ジョセフ・ベントレー」のスコップや剪定ばさみ、「アトコ」の芝刈り機にしても。

こうした多くの道具は、しっかりとした歴史と背景に裏打ちされ、現代においても王室御用達の証「ROYAL WARRANT」を受けていたり、王立園芸協会のお墨付きがある品々。それでいて日常使いに最適化していて、気取ることがない。不要なアップデートもせず、トラッドでずっとスタンダード。そこがカッコいい。

その散水、シルクのごとし。

中庭に立つ紳士に憧れる学生だった自分も、いまやいい大人。小さいながらも庭を手に入れ、植物男子な週末をエンジョイしています。もちろん、その手にはHawsのジョウロ。

種まきにしても小さい苗に水をやるにしても、ジョウロの先端(蓮口)の穴が大きすぎては必要以上の水を注いでしまうもの。どんなにボディのデザインが良かろうが、この蓮口の繊細さがなければジョウロとしての機能を満たしているとは言えません。

そこへ行くとHawsのヘッドに付く真鍮の蓮口は強くもなく、過度に広がりもしない。それでいて口の先端からぼたぼたと玉のような水がこぼれ落ちることもありません。

細くなった水が一定の勢いで、弧を描いて降り注ぐ。

誰が言ったか知りませんが、このシャワーを「絹糸のような散水」と喩える。ジョウロを傾けるたび、その比喩に膝を打ちます。まさしく!

創業は1886年。園芸家ジョン・ホーズによってつくられたHawsのウォータリングカン。耐久性に優れ、持ち運びも楽チン。一度に大量の水をまくことにも長けており、たっぷり水を入れてあっても本体とネックをつなぐブリッジを握れば、シルキーな散水が可能です。

写真の「Classic Can」のほか、ネックの長い「Professional Can」やピーターラビットカンの愛称をもつ「Traditional Can」も人気。7,000円〜20,000円くらいがレンジですが、価格に見合った満足感ありです。安価なポリプロピレン製よりも一生もののブリキがオススメです。

「英国生まれ」のモノって、なぜか欲しくなる!
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