豪雪の地だからこそ生まれた絶景と、地元に根付く食文化を訪ねる旅

「こがん時によう来たなぁ。」

この冬最初の大寒波がきた週末、地元の人からそう声をかけられるほど大雪に恵まれた、高山都さん、行方ひさこさん、久志尚太郎の3人旅。

Googleのスマートフォン「Google Pixel」を使うクリエイター「#teampixel」として、その土地にしかない食文化を体験しながら、白川郷・五箇山の冬の絶景を目指す旅を企画した3名は、金沢駅から旅をスタート。本記事の写真は全てGoogle Pixel 3で撮影しています。

石川でしか製造が許されていない
「禁断のグルメ」

金沢駅から日本海を右手に車を走らせると30分、美川町にある「あら与」へ到着。ここでは、石川県の一部でしか製造が許されていないと言われる禁断のグルメ「ふぐの子糠漬け」を製造しています。

ふぐの卵巣には猛毒があるため、通常は食されませんが、この地方では昔から珍味として食べてきたそう。

Captured on Google Pixel 3 ©2019 TABI LABO

毎年春に収穫されるゴマフグは、卵巣を取り出し、まず一年間塩漬けにされます。

一年間の塩漬けが終わったら、次は一年間の糠漬け。二年間つけることで毒力指数は食品衛生法の規定以下になりますが、あら与ではまろやかな味にするために、さらに2~3ヶ月、最も発酵が進む梅雨が過ぎるまでそのまま漬けておくのだそう。

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「理由は分からんが、先代がしとったもんで」と、
自家製のイワシの魚醤(魚汁)を毎日ちょっとずつ足していく。

天保初年創業、約190年もの歴史がある「あら与」は、海産物問屋のかたわら、糠・粕漬けを開始。その製造方法は江戸時代から変わっていません。

そもそもなぜ石川でしか製造が許されていないかと言うと、毒が抜けるシステムが科学的に証明させていないからなのだそう。

塩漬けだけでは毒抜きできないことは分かってるが、その後どの過程で無毒となるのかが分からないと言います。糠だけではなく、魚醤や杉樽、建物、温度がカギかもしれない。だから、大きな建て替えなどは一切できないのだとか。

当時の人はそこまでしても食べたかったのでしょう。その当時から伝わる製造方法を忠実に守り、「禁断のグルメ」として注目をあびる所以がわかりました。

Captured on Google Pixel 3 ©2019 TABI LABO
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見学した後は、粕漬けの体験を。
糠漬けにした卵巣を並べ、粕をのせ、卵巣を並べ……を繰り返します

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最後に、ふぐの親子茶漬けを頂きました。。
旨味がぎゅっと詰まっているので、少量でごはん一杯いけちゃいます。

かつては陸の孤島となることもあった
世界遺産「白川郷」へ

あら与を後に車を走らせること約1時間。今や訪日外国人観光客で溢れる白川郷ですが、やはりそこは日本の原風景を思わせる景色が広がっていました。

「すごく遠くに来たみたい」と初めて白川郷を訪れた久志が漏らします。東京と岐阜なんて近いような気がしますが、その独特で趣のある風景は、どこか違う世界。

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白川郷のシンボル「明善寺鐘楼門」の前でセルフィー!
広角で撮影できるグループ自撮りモードで撮影。

凍えながらも、今でも住居として住み、一部を見学解放している合掌造りの「神田家」へ。急勾配の茅葺き屋根以外にも、合理的な住居であることがうかがえます。

例えば、夏でも火を入れるという囲炉裏からでる煤(すす)は、木材や木材を結ぶ荒縄を強くし、防虫効果を発揮。5階建ての天井まで煤が届くよう、各階の一部の床はスノコになっています。

また、白川郷の合掌造りは全て南向きに建っています。これは、かつて養蚕業を生業としていた時代、蚕を飼育するために気温のコントロールと十分な太陽の光を入れるためだったそう。4階の窓からは、同じ方向を向いた合掌造りの建物をキレイに眺めることができます。

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凍えながら囲炉裏の前へ。暗い室内でも夜景モードなら明るく撮影できる。

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4階の窓から外を見渡す行方さん。

あたたかい湯とやさしい夕食で
一日の疲れを癒す

大寒波は衰えず、途中ホワイトアウトになりかけながら到着したのは「平瀬温泉 藤助の湯 ふじや」。手の先も足の先も冷え切ってしまい、まずはゆっくりと温泉に浸かります。

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雪と温泉はよく似合う。夜景モードで撮影。

体が温まったら、お待ちかねの夕食。ふじやでは、この地方の伝統食である「すったて汁」をアレンジした「すったて鍋」を提供しています。

白川郷周辺は浄土真宗の信仰が昔から強く、今でも親鸞聖人の命日に報恩講御膳をいただく習慣があります。「すったて汁」も報恩講御膳のひとつ。大豆をすりつぶしたものに味噌などを加えた汁で、この地方の人なら誰もが知っている郷土料理です。

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豆乳のようなクセは全くなく、濃厚でやさしい味わい。
何杯も食べたくなってしまうくらい旨味が詰まっています。

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3人全員が初めて食べるという川魚・天子の炭焼きと、
たっぷりの霜がのった飛騨牛のサーロインも美味!

2日目は、さらに小さな集落「五箇山」へ

少し晴れ間が見えるくらい天気に恵まれた2日目は、五箇山を目指します。

まずは、前日の吹雪で諦めた白川郷が見える展望台に立ち寄り。大雪で合掌造りの屋根はきれいに冬化粧をし、今回目指してきた冬の絶景を写真におさめることができました。

Captured on Google Pixel 3 ©2019 TABI LABO
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さらに車を走らせ、白川郷よりもずっと規模が小さい富山県の「五箇山」へ。五箇山には相倉と菅沼と呼ばれる2つの集落があり、今回は相倉の集落へお邪魔します。

五箇山の名物といえば「五箇山とうふ」ということで、集落の入り口にある「喜平商店」に足を運びました。中国から豆腐作りが伝わった時の製法のままで作っているそうで、スーパーで手に入る豆腐よりもずっしり重く、歯ごたえがある堅豆腐です。

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できたての豆腐をいただく。
背景がボケるポートレートモードなら人物だけではなく、
食べ物やブツ撮りだって綺麗に撮れます。

作りたての豆腐を頂きながら、お店にあったワンカップを飲む高山さんと久志。豆腐が美味しいのはもちろんなのですが、「これめっちゃ美味しい!」とワンカップを絶賛。

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喜平商店のおじさんの話を聞きながら、朝から豆腐とワンカップ。

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目の前のものにカメラをかざして検索ができる
Google レンズを使ってワンカップを検索。
ワンカップに関する電話番号、住所、公式サイトが出てきました。

実は、喜平商店のお隣に「三笑楽酒造」という酒蔵があるそうで、そこで製造しているお酒もここで販売していました。

昔この周辺は、山を超えてきた人たちのための宿や飲み屋、射的場があり、娯楽街だったと言います。なので、もともとの始まりは酒造りで、つまみとして始めたとうふが今や、五箇山とうふとして知られているのだとか。

小さいけれど、
ほっこりあたたかい相倉集落

白川郷には59棟の合掌造りが残っているのに比べ、五箇山の相倉集落には23棟しかなく、とてもこじんまりとしています。観光客も少なく、少しでも話すのを止めると、すっと自然の静けさを感じることができるほど。

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相倉の集落が一番よく見える場所まで山道を少し登ります。
思わず滑りそうになる高山さんと行方さん。ポートレートモードで撮影。

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雪があると、ついつい投げてしまいたくなりますよね。

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集落が見渡せる場所でセルフィー!

意外と運動量のある坂道を上り下りしたら、昼食をとりに集落内にある「まつや」へ。ここのおすすめは「まつや定食」と呼ばれる、そばと山菜たっぷりのボリューミーな定食。美味しい水で作られるそばは甘く、歯ごたえもしっかり。

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まつや定食 1,850円(税込)

旅の最後は、
日本に10件もない「種麹屋」へ

五箇山を後にし金沢駅に向かう前にどうしても立ち寄りたかったのが「石黒種麹屋」でした。種麹とは、発酵食品を作る際に使用される麹菌の「胞子」のこと。この胞子を販売しているのが種麹店と呼ばれ、日本に十件もありません。

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八代目の石黒さん。ポートレートモードで撮影。

麹の製造は機械化が進む中、ここでは江戸中期から変わらない、昔ながらの製法を受け継ぎ、2-3cmほどの高さの「麹蓋」を使い、手作りで麹を作っています。

八代目の石黒さんは「麹づくりには温度、湿度、そして空気が必要」と言います。麹蓋に蒸した米を広げ、適切な温度と湿度を保った部屋で、風通しのいい棚に一枚ずつ置いていきます。麹蓋を重ねる麹屋もあるそうですが、石黒さんは「麹は、甘やかしてはいけない。」と言います。

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江戸時代から使われている杉の「麹蓋」。

蓋を重ねると、蒸発した水滴が落ちてきます。水滴に麹菌の栄養が溶け出し、麹は何をしなくても「ご飯を食べられる」状態になるのだとか。一方、あえて一枚ずつ距離を置くことで、麹はどうにかして栄養を取ろうと必死になり、自分で酵素を生み出し、中まで麹菌が繁殖することになります。

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麹菌がたっぷりの、ふわっふわの米麹。

麹菌が繁殖することを破精(はぜ)といい、甘やかさずに自然の力でしっかりと発酵させ、米の中まで麹菌が繁殖した石黒種麹店の麹は全破精(ぜんはぜ)。口の中に入れると、中までしっとりとしていて、ほんのりと甘みのある麹ができるそうです。

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軽く力を入れるだけで、ぽろぽろと崩れる米麹。
中まで麹菌が入っていて、やわらかい証拠です。

時々冗談を交えながら、わかりやすくお話をしてくれた石黒さん。時間を過ぎても止まらない興味深い話達は、本物にこだわり、麹を愛するその姿勢そのものでした。

あと2〜3時間はお話を聞いていたかったと後ろ髪を引かれる思いで「石黒種麹店」を後にします。

Captured on Google Pixel 3 ©2019 TABI LABO

お話上手な八代目・石黒さん。
初めて聞く興味深い話に3人も真剣な顔で終始聞き入ってしまいました。

金沢駅でゴール!

石黒種麹店をあとに、金沢駅へ戻ります。金沢駅は世界で最も美しい駅のひとつとして選ばれるほどで、この日も多くの観光客が撮影をしていました。

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Google レンズでカメラをかざすと「鼓門」と検索結果が。
もちろん公式ホームページも一緒に出てきます。
有名な建築物や建物も検索できると観光で便利。

表の大きな門は「鼓門」と呼ばれ、金沢の伝統芸能の能や素囃子などで使用される鼓の胴にある「調べ緒」をモチーフにデザインされています。

Captured on Google Pixel 3 ©2019 TABI LABO

広角を最大限にしてインカメラで撮影。
背の高い鼓門もしっかり入りました。

今年は雪が少ないと言われていた白川郷・五箇山も、最高のタイミングで大雪となった1泊2日の旅。旅の相棒、Google Pixel 3も、食事や人などの被写体が際立つポートレートモード、合掌造りの暗い室内でも明るく撮影できた夜景モード、高い建物を背景に広角でセルフィーが撮れるグループ自撮りモード、そしてカメラをかざすだけで検索できるGoogle レンズと大活躍。

Google Pixelが掲げるスローガンMake every day more extraordinary」(毎日を、ちょっと特別にしてくれるスマートフォン」の通り、旅がちょっと特別なものになりました。

Google Pixel 3の情報はコチラ
高山 都

モデル、女優、タレント

ビューティモデル、女優、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。趣味は料理、マラソン。「#みやれゴハン」として料理や器などを毎日紹介するインスタグラムが人気。趣味のマラソンでは3時間41分の記録を持っている。自身の著書に『高山都の美 食 姿「したたかに」「自分らしく」過ごすコツ。』『高山都の美 食 姿2 「日々のコツコツ」続いてます。』がある。

行方 ひさこ

ブランドディレクター

最も価値のある資産となる「ブランド」価値を高めるコンセプトメイクを行うブランディングディレクター。アパレルブランド経営やデザイナーの経験を活かし、スポーツ、フード、ビューティなど幅広い分野で活動中。ニュートラルなマインドで、より多くのファンの獲得を戦略的に考え、ターゲットに届けるコミュニケーションの仕組みをつくっている。

久志 尚太郎

株式会社TABILABO代表取締役

1984年生まれ。中学卒業後、単身渡米。16歳の時に飛び級で高校を卒業後、起業。帰国後は19歳でDELLに入社、20歳で法人営業部のトップセールスマンに。21歳から23歳までの2年間は同社を退職し、世界25ヶ国をまわる。復職後は25歳でサービスセールス部門のマネージャーに就任。同社退職後、宮崎県でソーシャルビジネスに従事。2013年より東京に拠点を移し、2014年2月TABI LABO創業。クリエイティブディレクターとしてヤマハ発動機「サウナとトリシティでととのった」やUltra Japan「OFFICIAL AFTER MOVIE2016」を手掛ける。

※これはGoogle の広告企画です。

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