宇宙を狙う企業の走る個室「Model X」
〜音のないクルマ選び③〜


自分だけの静かな空間……。

こういう見方でクルマを選ぶ。エンジンとかメカ的なスペック、先進技術、金額などではなく。

未知の静かな世界をもつ完全なる電気自動車

自動車業界で新興メーカーが定着することは、日本においては稀なこと。しかし、そんな定説を覆してしまったのが、イーロン・マスクが率いた米国からの黒船、テスラ。

完全なる電気自動車として注目される一方、日本上陸当時の会長であったイーロン・マスクの宇宙事業にも注目が集まり、テスラの名前はクルマに興味を持っていなくても多くの人に知られたのかと思います。

そのテスラ、電気自動車です。完全なる。世の中には、ハイブリッド車を経験していても、エンジンに一切頼らないモーターのみで走るクルマを経験したことはそれほど多くないはず。

©TESLA

【テスラ Model X】

おそらくテスラ Model Xはアナタがもつ電気自動車のイメージを覆すでしょう。

選びのテーマとした「静かな空間」。この点で、おそらくどのクルマにも勝ります。だってテスラModel X、エンジンがないんだもの……。つまりクルマの中で聞こえる音は、タイヤが転がる音と風を切る音がメイン。

丸く膨らみ、ゆとりある室内には、静けさしかありません。

iPad2枚分程の画面がセンターコンソールに鎮座し、ナビも含めその大画面で車両のモロモロをコントロールするのは、小さい頃に観たアニメの未来感と完全にマッチ。宇宙船ですか!?ってくらいにね。

©TESLA
©TESLA

そして、走ってみると、これがまたスゴイ。スタートからアクセルを全開に踏み込んだとしたら時速100km/hに到達するまでに2〜3秒しかかからない。宇宙へ飛んでいくロケットのような加速に驚かされること間違いありません。

そこらを走るスポーツカーよりも全然速いです。しかも、音も無いときたもんだ。

©TESLA

思い描いていた未来がここにある

あぁ、これが未来か。なんて思ってしまいますが、本当に私たちが思い描いていた未来がテスラにはある。そして、紹介するのに選んだModel Xは、日本のミニバンにも劣らない居住性も持っていて、仲間とも共有できる最高の静寂空間をもたらしてくれるはず。

まさに宇宙空間にいるロケットやコロニーかの如く、ということですね。もちろんそんな場所に行ったことなんて無いのですが……。

Top image: © TESLA
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。