鼻をかんだ後もスマートに収納。育児のなかで小林健太(tempra cycle)がひらめいたティッシュケース
人にもモノにもストーリーがある。逆に言えば、ストーリーがないモノに僕らは惹かれない。
そんなストリート世代特有の価値基準はパパになっても健在。どんな時代でも軽やかに柔軟にマイウェイを貫いてきた、ストリート世代パパたちが選ぶ、男ゴコロをくすぐる家事・育児グッズを紹介します。
題して「DADTOOLS」。
実用性とうんちくのハイブリッド。ママも必見、スタイルのあるパパたちのモノ選び。第3弾に続き今回もtempra cycle小林健太さんの登場です。
東京・学芸大学の人気サイクルショップ「tempra cycle」。ピストバイクから子ども車までを扱う街の自転車屋さんでありながら、自転車だけでなく、オリジナルの子ども用グッズも製作。ギア好きパパたちを虜にする遊び心あるアイテムが人気です。
今回紹介してくれたアイテムも、小林さんのカスタム感がにじみ出たツール。
なくてもいい。でも、あるとアガる
唯一無二のティッシュケース
ライフシーンに合わせて製品を開発する小林さん。最近こんなものも作ったと見せてくれたのは、子どもとのお出かけに欠かせないポケットティッシュを入れるカバー「Pocket」。
「別になくても困りはしない。でも、あるとちょっと嬉しいでしょ?」
裸でバッグに入れてポケットティッシュを持ち歩いたっていい。だけど、こういったちょっと気の利いたアイテムがあるだけで、消耗品を持ち歩くパパ、ママの気分だって変わるもの。つまり、アガる!
単なるティッシュカバーではありません。簡易的ではあるけれど、背面のポケットに鼻をかんだ後のテッシュを入れておける仕様。
「子どもの鼻をかんだ後、ティッシュの行き場がなくてズボンのポケットについ入れっぱなしのまま洗濯してママに怒られる、ってこともありません(笑)」。
なるほど、着眼点に頭が下がる。
もちろんポケットはゴミだけのためにあらず。ちゃんとスマートフォンも収まる設計です。サイズも小さくパラコードストラップの長さも変えられるから、よりコンパクトなサコッシュとして、あるいはお財布代わりに使うもよし。
日々の小さなニヤニヤのために手作りプロダクトを生み出す小林さん。近く奥様と共同開発中の幼稚園用バッグもリリース予定だそうです。
ストリート世代の大好物
カスタム感を子育てにも
自分が持つものはもちろん、子どもに持たせるモノにもこだわるパパ、ママは確実に増えてきました。小林さんも肌感覚でそれを実感している様子。
「他の家族と差をつけたいとか、オリジナルのカスタム要素を加えたいとか。ちょっとした優越感を追い求めるパパ、ママが多くいらっしゃいますよ」。
思えば自転車はその典型かもしれない。巷の子ども乗せ電動自転車は、どれもほとんど同じようなスタイルだし……そこに可能性があると小林さん。
「電動ママチャリのプチカスタムみたいな文化は、これからもっと広がっていくと思います」。
パパだけでなくママたちにも、ちょっと嬉しいアガる感覚が育児にもっと浸透していくかもしれませんね。
Pocket 3000円(税抜)
カードやスマホを入れて身軽に買い物に出かけるのにも便利。パラコードストラップが付属する。サイズは約13cm × 9cm。7色展開。詳しくは公式サイトでチェック。