東京とパリを行き来する佐藤研二。「機動性」を軸にベビーカーをセレクト

人にもモノにもストーリーがある。逆に言えば、ストーリーがないモノに僕らは惹かれない。そんなストリート世代特有の価値基準は、パパになっても健在。
どんな時代でも軽やかに柔軟にマイウェイを貫いてきたストリート世代パパたちが選ぶ、男ゴコロをくすぐる家事・育児グッズを紹介します。

題して「DADTOOLS」。

実用性とうんちくのハイブリッド。ママも必見、スタイルのあるパパたちのモノ選び。第1弾は佐藤研二さん。

©2019 BLAST13DEDICATION

モデル、MCとして活躍する傍ら、海外のクリエイティブチームと連携する制作プロデューサーとしての顔も持つケニーさん。フランス人の父と日本人の母の間で、双方の文化を吸収しながら育ち、フランス語、英語、日本語が堪能という生粋のマルチリンガル。

じつは、デイリーユース向き
モビリティの高い一台

©2019 BLAST13DEDICATION

ケニーさん愛用の育児グッズが「YOYO+6+」。フランスのパパ5人組が開発したベビーカーです。折りたためば機内持ち込み可能というコンパクトさが最大の魅力。

「とにかく持ち運びがラク。電車やバスで移動するときもたたんで肩がけできるし、子どもを抱っこしてても片手でパッと開けますからね」。

旅行時などのサブ利用として購入したはずが、いつの間にかメインカーに。優れた操作性や小回りが効くモビリティの高さは、旅行に限らず実はデイリーユースでこそ発揮されると、ケニーさん。家族でパリに帰郷する際も、毎度大活躍だそう。

「パリも人が多く、道が狭いですからね。それに東京と違って地下鉄の駅にエスカレーターが設置されていなかったりする。コンパクト性はむしろ東京よりもパリの方が重宝します」。

使い勝手の良さだけでなく、デザインもお眼鏡に適ったYOYO+。機能的でありながら無駄のないシンプルさは、フランス人にも日本人にも共感する美意識だとケニーさん。

子どものキモチに合わせて
形を変えるベビーカー

そんなケニーさんは、娘が2歳の頃からママ抜きの“二人旅”を楽しんでいるそうです。

「海外のパパのブログ記事をヒントにやってみようと思ったんです。娘が生まれたばかりの頃は、なんだかんだで育児はママに任せっきりになっちゃっていました。彼女にも少し羽を伸ばしてもらいたかったので」。

やるなら今しかない。そう決心して二泊三日の奄美大島。事前に決めていたのはホテルだけ。あとはすべてノープラン。娘のやりたいことにとことん付き合う。ルールはそれだけ。

けれど2歳と言えば、まだ長時間歩くのはツラい年頃。そこも娘のキモチに任せたケニーさん。歩きたいときに歩き、疲れたらベビーカーに座る。肩がけもできるYOYO+の特性も二人旅で発揮されたようですよ。

「僕も楽しかったし、娘にとっても毎年の恒例行事に。なにより妻が喜んでくれる。一石三鳥ですよ」。

©2019 BLAST13DEDICATION

BABYZEN YOYO+ 6+ 6万5000(税抜)

フランス生まれの軽量三つ折りベビーカー。IATA(国際航空運送協会)基準を満たし、機内持ち込みも可能。カラーはホワイトフレーム、ブラックフレームそれぞれ6色展開。

Top image: © 2019 BLAST13DEDICATION
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。