ヒップなウルチロ3街で「女性から人気」なのは、この3軒だ!

明洞から徒歩15分程にある「ウルチロ3街(乙支路3街)」。元々は印刷所などの多いエリアで、ブルーカラーが集まる飲み屋街だった。ところが、経営破綻により廃墟ビルが増え、今は閑散としている。

そんなところに目をつけたのが次世代を担う若者だ。格安でバーやカフェをオープンできるため、自分たちのやりたいことを好きにやっている。「HIPチロ」と呼ばれるだけあり、めちゃくちゃクールなのだ!

まだ日本ではあまり紹介されていないが、ソウルの最前線はここにある──。

今回は紹介するのは「HIPチロの人気店3軒」だ。

【을지맥옥】

暗めの照明の店内では、たくさんの人たちが会話を楽しんでいる。そのほとんどが若い女の子で、ビールを片手に指で作るハートマークというお決まりのポージングで、写真をパシャパシャ撮っていた。

一番人気はサワーエールだ。程よい甘酸っぱさで、ビールが苦手な人でもチャレンジできるような味に仕上げられている。いっぱい飲みたいなら、ピッチャーでもオーダー可能。

韓国ではビールとフライドチキンを一緒に食べる「チメック」が飲みの定番だけど、このブルワリーは油淋鶏も提供しているので、ビールと油淋鶏という組み合わせも試してみてほしい。美味しいから。

 

 

【文化社】

今シティ・ポップが海外で盛り上がっているからなのか、このカフェでも70年代〜80年代のポップスが流れていた。

そして、店内のいたるところに日本のモノが。例えば、浦沢直樹の『PLUTO』や東野圭吾の『夜明けの街で』などをインテリアとして置いていて、小さいけど山本耀司の写真も飾ってあった。オーナーが日本好きなのは間違いない。

そんなことはさておき、看板メニューは甘さ控えめのフルーツサンドだ。オレンジの酸味が効いたカフェラテもいい感じ。Instagramには11時にオープンと載っているけど、12時からの営業開始なので、要注意。

 

 

【머리조심】

最大の特徴はビルの入り口だ。韓国語で「頭上注意」という言葉がそのまま店名になっているだけあり、その高さは1mくらい。そこをくぐって、4階まで階段で上がると、バーのある「502号室」を見つけられる。

「HIPチロ」を語るなら絶対にラインナップに入ってくるバーで、若い女の子から人気を集めている。だから、せっかく足を運んでも、長い時間待たなければいけない可能性も。

お酒や食べ物の値段は安い。

ここは扉をくぐる行為をアトラクションのように体感して、ゴチャゴチャした雰囲気を楽しむ場所だと思う。

 

 

TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。